出典:©2016 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/このすば製作委員会
描写のかっこよさが売りのこの作品。制作しているのはスタジオディーンと言う会社です。過去には『うる星やつら』や『らんま1/2』などを手掛けた日本アニメーション界のレジェンドとして今尚歴史に名を刻み続けています。
佐藤カズマの転生を軸にしたこの作品。やはりキワモノアニメを表現するのに長けたスタジオディーンならではの手法で何度見ても見飽きないドラマが待っています。
カズマ死亡
前回、奇跡的にデュラハンを倒したカズマたち一行は「雪降る季節には冬籠り、モンスター討伐なんて命の無駄遣い」というアクセルの街の常識を覆すように雪精討伐のクエストに向かいます。
雪精とはまっくろくろすけの雪玉バージョンみたいに簡単に手に入れることができるもので、その割には1匹10万円という高価なものです。視聴しているこちらからすると、裏がないわけがないとは想うのですが、案の定雪精を司る冬将軍という名のボスキャラにカズマは首チョンパされてしまいます。
女神エリスのもとで転生の説明を受けているときにアクアの蘇生の声が聞こえてきてなんやかんやで生き返ってしまうカズマなのでした。
裏切りの連鎖
アクアは日本の女神です。そして女神エリスはアクアの後輩にあたる神様です。実はこの回の話は、エリスがカズマに転生の説明をしているシーンから始まります。初見の時には相当焦りました。
やっと愛着のついてきたこの作品・登場人物・未来への可能性・魔王討伐という目的、それら全てがゼロに戻されてしまうのです。また最初から?と思って見ていると女神アクアのファインプレー。天界の上下関係をこんなところで行使するとは!!
まとめ
ネタバレ御免ですが8話でも魔王軍の幹部と接触します。とは言ってもアクアは女神です。元は。なのでステータス上は魔王のような存在が好き好んで部下にするアンデットやリッチーではアクアには全く通用しません。
問題はパーティーで唯一の初級冒険者であるカズマがどうレベルアップするのかという問題です。普通に考えれば。でも原作者の暁 なつめ(あかつき なつめ)先生にはそんな裏切りがいのあることは他にはないとばかりに、不安しかない戦いが続いていきます。そろそろヒーローイズムにも目覚めてほしいのですが‥。
文章:S.Shinichiro
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