出典:©REVENGER製作委員会
清国から長崎へ、密かに大量のアヘンが持ち込まれた!
薩摩藩士・繰馬 雷蔵(くりま らいぞう)は、許嫁の父を暗殺する。アヘン密売に加担しているとして・・・
しかしそれは、真っ赤なウソ。
実は許嫁の父は、密売組織を暴こうとしていたのだ。
雷蔵が騙されていたことを知った時は、後の祭り。
さらにこの件が、許嫁までも自害に追い込んでしまう。
許嫁の父が死に際に残した歯形の付いた小判・・・それは「恨噛み小判(うらかみこばん)」と言って、恨みの大きさを示すもの。
ここからが恨みを晴らす利便事屋(りべんごとや)こと、仕事人の出番!
「恨噛み小判」を手にした蒔絵師で利便事屋リーダー・碓水 幽烟(うすい ゆうえん)と共に、雷蔵は復讐のために真相を追う。
復讐を考える人は雷蔵だけではない感じ?
雷蔵のもう一人のターゲット
劉大人(りゅう たいじん)はアヘンを追って長崎にやってきた清国の役人で、妹をアヘン中毒で死なせた過去を持つ。
そうとは知らず、お互いにアヘン事件の黒幕と勘違いして対峙。
卓越した中国武術で、雷蔵は吹っ飛ばされ、壁にのめり込まされてしまった。
後々、アヘン撲滅の同志と知るが、危うく小判に歯形を付けるとこだった・・・
いや、逃亡生活で貧乏すぎて噛む小判がない!
誰がこんな体にしたぁ!?
鳰(にお)は、見世物小屋にいたところを幽烟に引き取られ、利便事屋を手伝う。
普段は凧制作で生計を立て、利便事ではガラス片を仕込んだ凧糸で、ターゲットを始末する。
実は両性具有である。
彼?彼女?は、どうやら女性に見られたいようで、裏稼業で侵入した遊郭で誘われた時は、大喜びではしゃいでいた。
「ぼく、子供がこんなとこいたらダメだよ」なんて声を掛けようものなら、小判を喰いちぎってしまったに違いない?
貧困層
利便事屋に仕事を依頼する時は、歯形の付いた小判を示すこと。
では、小判を持たない貧乏人は、どうすればいいのでしょう?
利便事屋は、小判を持った金持ちしか相手にしません!ということですか?
なんということでしょう!
恨めしきは、利便事屋!?
いや、この場合、政治が悪い?!
文章:ヒトツメロバ