出典:枢やな/スクウェアエニックス・女王の番犬・MBS
TBS系列の深夜アニメ帯で放送されました本作品は2008年10月から2014年9月まで3部作で描かれ、サブカルチャー層の需要もがっしり掴んで人気を集めました。
主人公の執事セバスチャンがコンシェルジュのようにどんな難問も解決してみせます。
なんでもこなす有能執事
舞台は19世紀末期のイギリスです。ファントムハイブ家の若き当主「シエル・ファントムハイブ」の家に執事として雇われているのが「セバスチャン・ミカエリス」です。執事業から料理、洗濯、お客様のおもてなし、全て完璧にこなすセバスチャンですがある日「切り裂きジャック」の事件がロンドン中に知れ渡ることになります。ストーリーが進むと次第にわかってくるのですが、実はセバスチャンは悪魔なのです。そして、セバスチャンと出会う前のまだ幼いシエルが実は双子の弟であり、兄が悪魔の儀式の犠牲になったことから復讐を誓い自らをシエルと名乗り悪魔の契約をしていたことが分かりました。二人の貴族、二人の悪魔の運命の歯車が動き始めます。
セバスチャンはアニメーション界屈指の人気キャラ
主人公のセバスチャンは女性から圧倒的な人気を集めており、好きなアニメキャラクターランキングで32位と健闘しました。186cmの長身で抜群の体格にシュッとした顔立ちは、やはり世間の女性たちにとって理想的な王子様なのかもしれません。
この作品は意外なほどに「執事」という職業がミステリアスなストーリーに溶け込んでおり、働く女性たちが現実回避するのにもってこいのアニメーションになっています。家に帰るといつでも迎えてくれるセバスチャン、事件の謎をあっさり解いてしまうセバスチャン、そして主人のシエルと仲むつまじく、いつでも頼りになるセバスチャン――。
本作の見所
「世の男性がこうあるべき」という理想を追求して描かれています。生死をさまようような場面もありますが、やはり見所はシエルとのたわいのない話をしている時のセバスチャンの笑顔でしょう。
文章:Shinichiro.S