出典:Ⓒ吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
あらすじ
~タイトル『無一郎の無』~
小鉄の助けにより、玉壺の血鬼術・水獄鉢から脱出することができた無一郎。
無一郎は死を覚悟した水中でたくさんの記憶が蘇っていた。
仲の良い家族の記憶、両親を亡くした時の記憶。
そして兄を亡くした時の記憶が溢れるように思い出された。
記憶の無い時に心に響いていた言葉が、過去の記憶と次々に一致し、自分を取り戻していく無一郎。
自分は「誰かのために無限の力を出せる選ばれた人間なんだ」と確信した。
闘う目的が明確になった無一郎はついに痣を出現させた!
まるで別人の無一郎くん!
記憶がない時の無一郎くんは感情がないような、冷たい感じの少年で、鬼を倒す事以外は何も考えておらず、無気力・無感動・無関心といった感じでしたね。
無一郎くんの回想シーンを観ると、そうなっても仕方ないと思うくらい無一郎くんは辛い目に遭っていました。
しかし、水獄鉢から脱出した時には別人のようでした。
脱出後すぐに、体を張って自分を助けてくれた小鉄くんを介抱しようとしていました。
以前の無一郎くんだったら、ここまで感情的な行動は取らなかったように思います。
小鉄くんに「鋼鐵塚さんの刀を守ってほしい」と言われ、鋼鐵塚さんの小屋に向かった無一郎くんですが、そう言えば記憶を失っている時からなんだかんだ無一郎くんは小鉄くんのお願いをきいているなぁと思いました。
最初こそ『縁壱零式』のことで揉めていましたが、このふたりはとても相性が良いのでは?と思います。
今の時点で小鉄くんの怪我の具合はわかりませんが、無事に回復してほしいです。
鬼滅は結構良いキャラが早い段階で亡くなってしまうことがあるので心配です…泣
今になってわかった、兄の責任感と優しさ
無一郎くんの回想に出てくる双子の兄『有一郎くん』は言葉がキツくて性格も物凄くキツそうな感じでしたね。
顔は無一郎くんとそっくりですが、有一郎くんは常に怒ったような顔つきです。
いつもキツイ言い方をされ、意見を否定され、自分は兄に嫌われていると思っていた無一郎くん。
お互いにたったひとりの兄弟と仲良く生活できないなんて、辛かったでしょうね。
ですが、有一郎くんが無一郎くんに厳しく接していたのは『弟を守りたい』という責任感からだと兄の最期の言葉で知った無一郎くん。
兄が言った「無一郎の“無”は“無限”の“無”」という言葉は無一郎くんの力を最大限に引き出す、パワーワードになりました。
有一郎くんは10歳なのにしっかり者ですね。
兄の優しさ、自分のすべきことがわかった無一郎くんは、これから無敵の強さを発揮して大活躍すると思います!
まとめ
筆者としては、有一郎・無一郎の双子の剣士・双子の柱を見てみたかったです!
可愛いとカッコいいを併せ持つ無一郎くん。
そこに有一郎くんも居たら…もう、想像しただけで尊いですね。
きっと、双子の剣士にしかできない特別な呼吸も使えるはずです!
鬼滅の刃はセリフのひとつひとつが深くて、胸を打つものが多いです。
なぐさめのセリフだけではなく、有一郎が言ったセリフも深いと思います。
働きすぎの現代人、自己犠牲をしてまで他人を助けてしまう人…
有一郎くんのセリフは現代人を象徴しているような気もします。
文章:天蔵