出典:© 創通・サンライズ・MBS
グエル、復活
前回はエリクトのことやソフィの退場など、かなり濃密な内容でした。
今回は地球での出来事がメインで描かれており、遂にグエルも再登場しました。
OPの映像も、人の形をした光の集合体の場面が笑顔のエリクトに変わっていましたね。
これからも物語が進むにつれOPも少しずつ変わっていくのでしょうか?そこも楽しみですね。
第15話「父と子と」の内容をざっくりと
地球にて、グエルはプラント・クエタを襲った組織「フォルドの夜明け」に捕虜として囚われていました。
「父さん、ごめん…」
自らの手で父親を殺してしまったことを責め続けるグエル。食事もまともに食べていない様子。
フォルドの夜明けのメンバーであるオルコットは「死んで楽になれると思うなよ」とグエルの口に無理やり食事を流し込みます。
グエルは素性を知られており、取引のための持ち札として囚われているようです。
フォルドの夜明けはベネリットグループの駐留部隊に追われ、アジトから撤退することに。
しかし、逆恨みからグエルを襲おうとしたシーシアとセド、彼女たちを止めに来たオルコットは戦闘の爆撃によって瓦礫の下敷きに…
感想
グエルの再登場は嬉しかったですが、精神的に追い詰められている彼を見るのは辛かったです。
ニカもノレアから一方的に暴力を受けており、辛そうなニカの姿、激昂するノレア、そしてそれを見ているシャディクの仲間たち…救いのない雰囲気に満ちており、見ていて心苦しかったです。
瓦礫の下敷きになり大怪我をしたシーシアを「もう助からない」と冷静に切り捨てるオルコットと、必死に助けようとするグエルの二人の対比が印象的でした。
グエルはちゃんと愛されて育ったからこそ、父親を殺してしまったことをずっと悔やみ、目の前で失われつつある命を大事にしようと思ったのかな、と感じました。
フォルドの夜明けのメンバーもそれぞれ事情を抱えており、オルコットも過去に息子を失っています。
グエルは父を失いましたが、同じように家族を失ったオルコットとこれからどんな関係が生まれるのか、もしかしたら疑似親子のような関係になるのでは?と思いました。
少し晴れやかな顔になったグエル、彼はこれから一体どんな風に変わっていくのでしょうか。
今回はスレッタの出番はありませんでした。ソフィとの一件で彼女が今どんな心境なのか、気になりますね。
ミオリネはクワイエット・ゼロについて、そして両親についてだんだん理解を深めている最中のようです。
二人の再会はいつになるのか、そこも気になります。
次回、「罪過の輪」…タイトルからして不穏な感じがします。覚悟して放送を待ちましょう!
文章:大葉勺々