出典:Ⓒ熊之股鍵次・小学館/魔王城睡眠促進委員会
魔王タソガレに攫われ、囚われの身となったスヤリス姫。
魔物たちによって運ばれてくる3度の食事と風呂付きの人質生活は、それなりに悪くないものだったが・・・。
「寝る以外、することがない」
枕が硬い!暑い!蚊がうるさい!安らかな眠りこだわりだした姫は、夜な夜な牢屋から飛び出し、城内をさ迷う。
それはさながら、夜は出歩くニート生活。
幸いここはセキュリティガバガバの魔王城。
巨大なハサミを駆使して魔物たちを狩り、宝物庫を物色しては、材料となるものをゲットして牢屋を住みよくしていく。
スヤリス姫から安眠法を学ぼう!
寝具に凝る
シザーマジシャンと、王冠との交換でゲットした巨大ハサミで魔物たちを狩る。
シーツによさそうな「オバケふろしき」
ベッドによさそうな「オバケ切り株」
歩き回って出会った魔物を狩り、ゲットした材料で魔物を寝具に加工する。
ひと仕事終えた後は疲れ切ってスヤスヤ。
読書をする
書物庫で発見した、いかにも難しそうな、目が疲れそうな魔導書。
ページを開くと、中から飛び出してきた魔人。
その魔人とまさかのプロレスへ。
なんだか本来の目的からは外れているような気もするが、魔人相手に運動して疲れた後はそのまま魔導書を枕にスヤスヤ。
お仕事をこなす
人質姫が城内を徘徊して困る!
魔王タソガレはなぜか、敵対関係にある魔王の座を狙うハデスに相談してみた。
「仕事を与えて、自由時間を奪ってしまえ」というハデスの案を採用して、仕事を与えることに・・・。
スヤリス姫は、夏休みの宿題を初日に終わらせるかのように、1か月分の仕事を1日でテキパキこなし・・・。
やるべきことを先に終わらせた後、何の不安も残さずスヤスヤ。
寝ることに関しては、労力を惜しまない。
よりよい安眠を追い求め、あれこれ動き回っているうちに最後はいつも疲れて寝てしまいます。
スヤリス姫は教えてくれています。
やっぱり「疲れ」が一番なのですよと。
文章:ヒトツメロバ