出典:©ペトス・講談社/「亜人ちゃんは語りたい」製作委員会
このアニメは2017年冬、1クール(全12話)TV放送されました。
原作は講談社が刊行する漫画雑誌ヤングマガジンサードで掲載されているペトスの同名作品です。
アニメーション制作はA-1 Picturesが担当しました。
亜人(デミ)に囲まれた?
このアニメの主人公は生物を担当する高校教師、高橋鉄男(たかはしてつお)です。
このアニメの世界では亜人とよばれる妖怪や怪異とよばれる存在であったものたちが世間で受け入れられて個性の一つとして認められています。
鉄男は亜人に興味を持っていて大学時代、卒業論文で亜人について取り組もうとしましたが亜人の絶対数が少ない事から諦めた過去がありました。
そして新学期になり新任の数学教師として佐藤早紀絵(さとうさきえ)が赴任します。
遅れてやってきた早紀絵は自己紹介で亜人のサキュバスであると発言するのでした。
その他にも入学してきた生徒の中にバンパイアの小鳥遊ひかり(たかなしひかり)、首と胴体が離れているデュラハンの町京子(まちきょうこ)、雪女である日下部雪(くさかべゆき)がいました。
鉄男は自らの彼女たちへの好奇心もありましたが、彼女たちがよりよい学園生活を送るために彼女たちについての様々な相談をしていくのでした。
それぞれの亜人(デミ)の日常。
このアニメでは空想上の存在であった妖怪や怪異が日常に溶け込んで生活しています。
亜人のひかり、京子、雪、早紀絵の4人はそれぞれ日常生活において普通の人間とは違った困難な点を抱えています。
しかしひかりはバンパイアとは言いながらもニンニクがたっぷり入っている餃子を何の苦も無く食べたり、あまりバンパイアらしくない一面をもちあわせています。
他にもひかりは十字架が特に苦手ではなく、ただ直射日光には弱いらしく鉄男がいる日光の当たらない生物準備室には暇があれば入り浸ります。
あとバンパイアに特有の人間の血を欲しがることも国から支給されている血液パックを飲むことで回避されています。
ただ人間の皮膚をかみたい欲求はあるらしく双子の妹のひまりの腕をかむことでその欲求を満たしています。
バンパイアとはいいながら本人は特に実害がある訳ではないので可愛いものだと言えます。
そして鉄男が彼女たちにとって、いなくてはならない存在となる所がこのアニメでの見所です。
文章:針尾