出典:©吉岡公威・講談社/てんぷる製作委員会
女好きが昂じて海外へ移住した父親を反面教師にする赤神 明光(あかがみ あけみつ)は、ある晩、米俵を担いだ女性に一目惚れする。
父と同じ道を歩むまいと、煩悩を払拭するため、知人の寺へ赴くと・・・
そこは尼寺になっていたうえに、例の女性が!
女性の名は、蒼葉 結月(あおば ゆづき)。この三日月寺の跡取りにして、廃寺を免れるため、婿養子を求める者。
赤神の秘めたる想いとは裏腹に、結月は別の男の嫁になろうとする。
血は争えない赤神の、結月への付きまといが始まる?
借金返済のためだから
赤神の父親は三日月寺に借金して、海外へ逃げていた。
父に代わって借金返済のために、寺に住み込みで働くことになった赤神。
そんな赤神を追い出したい結月の妹・月夜(つくよ)が考えたのは、ハニートラップ作戦。
赤神の風呂上りを待ち伏せして、襲われた振りをするはずが・・・
バランスを崩して壁に体をぶつけた。その衝撃による落下物から、赤神が飛びついて月夜を守る。その時、ラッキーチューしてしまった。
これを理由に追い出すはずが、500万の慰謝料と称して、赤神は寺に残る。
夜は冷え込むから
結月がお見合に遅刻しそうになった。赤神と共にトラックジャックして、お相手の龍刻寺の鬼城 峯安(きじょう ほうあん)の元へ。
小坊主と勘違いされた赤神も寺の中へ。さらにお見合の立会人となる。
二人の様子から察した峯安は、表向きだけの婚約を受け入れる。
その帰りは、すでに終電は出た後、タクシーもない、携帯電話は充電切れ、結月の鼻緒が切れ、足に血がにじむ・・・さらに夜の冷え込み。
赤神は結月を、目の前にあったラブホへ連れ込む。
まんまと朝帰りという既成事実を作り上げた赤神はしめしめ?
一緒に修行するから
これも赤神の作戦なのだろう、赤神の料理で太ってしまった結月。
寺に住んでいるだけで、出家したものと勘違いしていた赤神。
ダイエット目的の結月と出家を目指す赤神は、一緒に修行に入る。
これで休憩のタイミングばかりか、休日まで一緒。
壊れた御本尊を直すためにバイトを探す結月と赤神。
そのための連絡用と称して、赤神はまんまと携帯電話という新たなストーカーアイテムを手にした。
さらには「己を犠牲にして寺を守ったところで、その先に何も残らない、協力関係を築くべきだ」と結月に諭す・・・
赤神が言えば、下心で言ってるとしか思えない。
文章:ヒトツメロバ