出典:©村岡ユウ(秋田書店)/もういっぽん!製作委員会
「中学で柔道は引退する!」
そう決めて臨んだ中学最後の大会で園田未知(そのだ みち)は、締め技をきめられ、アヘ顔で堕とされて、その様子を動画アップされた。
そして進学した青葉西高校で、その時の対戦相手、氷浦永遠(ひうら とわ)と再会する。
永遠は未知と一緒に柔道がやりたくて、同じ高校に入学してきたのだという・・・
なんで?アヘ顔が面白かったから?
永遠に懇願され、園田未知(そのだ みち)は再び柔道着に身を通す。
相手に闘志を燃え上がらせる動機がおかしい。
なにワロとんねん
勝ったら恨まれた。
永遠に柔道を一から教えてくれた柔道部の先輩・天音恵梨佳(あまね えりか)。
永遠は、そんな親しんでやまない先輩の中学最後の試合の対戦相手を務めた。
はじめて先輩から一本とった!そしたら反感を買った。
マナーの問題なのだろうか?嫌味ったらしかったからだろうか?
それは、「勝った瞬間、笑った!」から。
なに食っとんねん
部活終わりに、女子柔道部みんなで立ち寄ったファミレスで食事していると。
なぜか注文もしてないのに運ばれてきたフルーツパフェに口をつけた未知。
「あのパフェ、うちのじゃないんですか?」という声が聞こえてきた。
見ると、別のテーブルの女子校生グループがウェイトレスにクレームしている。
それは霞ヶ丘高校の女子柔道部だった。
彼女たちが注文したパフェを食べてしまったのだ。
間違えたウェイトレスをよそに「パフェ泥棒」呼ばわりしてきた相手と火花を散らす!
なに睨んどんねん
滝川早苗(たきがわ さなえ)は普段は眼鏡を掛けている。
インターハイ予選で畳につまづいた拍子に眼鏡がはずれ「メガネ、メガネ」と探しながら、ふと近視の目を細めて対戦相手を見やると・・・
早苗にとっては単に見えにくかったから目を細めただけだろう。
しかし、相手の三島高校にとっては「何こっち睨んどるんじゃぁ!!」となっていたのは間違いなく、全員で睨み返してくる。
何がきっかけでこうなった?
本人の気づかないところで恨みを買ってしまうとか、恐いことです。
このようなことがないよう気を付けたいものですね。
文章:ヒトツメロバ