出典:©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
新たな支え
鬼でありながら、人を喰らうことのない珠代と珠代により作られた鬼の愈史郎と共に、血鬼術により壁の向こうの世界に身を隠したかと思われた炭治郎一行でしたが、十二鬼月に見抜かれてしまいました。
さあ、決死の戦いが繰り広げられます。朱紗丸は蹴鞠(けまり)を飛び道具として使用する鬼であり、矢琶羽は朱紗丸の投げた鞠をベクトルに乗せて、相手に命中させる血鬼術(けっきじゅつ)の持ち主です。
どちらも、炭治郎が今まで戦ってきた鬼とは、格が違い命の危機を感じる炭治郎でしたが、愈史郎にはベクトルの血鬼術が見えると言います。
愈史郎の力を借りて、ようやく鬼の首を刈った炭治郎は十二鬼月の鬼の血の採取に成功します。
鬼と人間が同志に!!
今回の敵は正直、炭治郎には荷が重すぎる相手だったと思います。
珠代と愈史郎が、禰豆子と炭治郎を救ってくれましたし、同時に珠代と愈史郎も、炭治郎に救われたのです。
打倒、鬼舞辻無惨の志は同じなのです。
物語の中で、鬼舞辻無惨の存在感がどんどん大きくなりますが、今のところ『柱(はしら)』に被害は出ていないようで、炭治郎の成長過程がメインのストーリーになっています。
まとめ
炭治郎が初めて自分以外(しかも鬼)の力を借りて相手を倒します。とは思いましたが、今までも確かに、鬼になった禰豆子の助けを借りてきた事実はあります。
しかし今回は、鬼の血鬼術による札をおでこに貼ることで、鬼にしか見えないベクトルを見ることができるようになるものでした。
鬼(特に十二鬼月)との圧倒的な力の差を目の当たりにして、炭治郎の旅路はどこまで鬼気迫るものになりゆくのでしょうか。
文章:文章:S.Shinichiro