出典:©いのり。・愛中出版・一迅社/わたおし製作委員会
遅くまで残業しては、眠りにつくまでゲームをする毎日を送った結果・・・
過労死したであろうOL大橋零(おおはし れい)は霊となって・・・いや、主人公となって、悪役令嬢に憑りついた。
『Revolution』は3人の学園王子のいずれかを攻略する、恋愛シュミレーションゲームである。だが、主人公で転生者であるレイ=テイラーは、ゲームの攻略には目もくれず、悪役令嬢クレア・フランソワに纏わりつく。
この憑依レイは、守護霊なのか?
この霊は、服を脱がす
ゲームシナリオばかりか、設定資料をも読み込んでいるレイにとっては、メイドになるための試験をパスするのは、お手の物。
なぜなら、フランソワ家の闇の部分も熟知しているので、クレア父に囁くだけで採用!
こうしてお付きメイドとなり、お召しかえと称してクレアをひん剥く。
この霊は、同じ布団で寝る
夜の学院調理室でオバケが出るとの噂。人影を見たとか、濡れた手に触れられたとの証言。
クレアとレイが調査すると、そこにはケーキが用意されていた。実は、レイが夜な夜な、お菓子を作っていたのだ。
そう、出るのは霊ではなくレイであり、濡れた手と思われたのは、レイの従魔レレアであった。
呆れて、帰ろうとするも暗い廊下が怖い・・・、しかたなくお泊りするクレア。
見るとそこには、布団が一組用意されていて・・・
この霊は、邪魔者を消す
クレアのお付き先輩メイドのレーネの存在が邪魔。
クレアとの二人だけの時間を堪能するには、どうしても彼女に消えてもらいたい。
そこで学院内の、貴族と平民の平等を求める運動を利用する。
これを扇動しているのはレーネの兄ということはすでに把握済み。
それは、やがて暴動化し、学外にまで波及する。
結果、レーネたちオルソー家は国外追放へという流れ。
実は、零は同人誌を出していた。
それはクレアのフランソワ家が没落して、再び成り上がるストーリーで・・・
いつもクレアの背後で、余裕綽々の悪魔じみた不気味な微笑を浮かべるレイ。
フランソワ家の闇の部分も熟知しているレイであれば、そういう方向に仕向けるのもコントンジョノイコ?
文章:ヒトツメロバ