出典:©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
舞台は宮城県仙台市です。身体能力が、ひときわ高い普通の高校生だった主人公の虎杖悠仁(いたどり ゆうじ)は、祖父が息を引き取るまで、病院に通い詰めていました。
高校では、なんとなく「オカルト研究部」に入部していた虎杖は、ある日、突如として現れた呪いと対峙することになります。
学校に居残っていたオカルト研究部の仲間の2人を守るために、呪いを足止めする虎杖は、祖父の言葉を思い出します。
「お前は大勢に囲まれて死ね、俺みたいになるな」。
両面宿儺(りょうめんすくな)と呼ばれる呪いを封印した特級呪物を食べることで、呪術師となった虎杖は無事2人の命を救うことに成功します。
王道だけど斬新
複雑な設定とシンプルなストーリー展開は、昔で言う『幽遊☆白書』や『BLEACH』のような小・中学生の間で話題に上がるような少年漫画の王道的な作風に見えます。
しかし、詳細な設定に関しては『東京喰種(トーキョーグール)』のような、今まで見たこともないような斬新なものになっています。
第1話から、早速主人公が変化(へんげ)します。元々、人並み以上の身体能力を持っていた主人公が、体だけではなく精神までもが成長していく姿が徐々に見えてきます。
まだ序章だと思って、安心して観ていた視聴者の目をパッチリ覚ますような展開に、圧倒されることと思います。
次回第二話も楽しみにしましょう。
まとめ
主人公の名前が、虎杖悠仁(いたどり ゆうじ)といって、普通は読めません。
なので、原作を読まずに、アニメから入った筆者のような方々は、最初、思考のタイムラグが発生すると思います。
そして、キャラクター的にも主人公が、主人公っぽくなくて不思議な感覚で観ている自分がいます。
その印象が、たったの1話で今までの価値観が、覆されるようなインパクトのある作品に仕上がっています。
2021年、最も話題に上る作品がこの作品であることは間違いないでしょう。
原作もまだ完結していませんので、興味のある方は是非読んでみて下さい。
文章:S.Shinichiro