出典:©よむ/同期ちゃん
会社同期の同期くんに対して密かな恋心を寄せる同期ちゃん。
告白するチャンスは幾度もあるものの、なかなか気持ちを伝えられないでいた。
そんな中、後輩ちゃんや同期くんの大学の先輩といった恋のライバルが次々と出現して、状況はますます悪くなるばかり。
同期ちゃんが想いを寄せる同期くんの行動分析し、レポートする。
出張先で
宿泊ホテルの部屋がひとつしか取れなかった。
相部屋を利用して同期ちゃんががんばる!
うまく告白できない同期ちゃんは、態度や仕草で同期くんの気を引こうとする。
だが、同期くんは生唾を飲み込むだけで何事もなく朝を迎える。
単に「ゴムゴムのナニ」を持っていなかったから、あとで責任問題とかになるのを避けただけだと思われ。
酒場で
後輩ちゃんと同期くんが会社帰りの酒場デート。
気になる同期ちゃんはこっそり覗きに行く。
隣の席で二人の話に聞き耳を立てていると、頼んでもいない鯛の尾頭付きが目の前に置かれた。
店員の「お隣からです」の言葉にハッとして、そちらを見ると、二人は消えていた。
後輩ちゃんの仕業と思うでしょ?いやいや同期くんの仕業かも。
取引先で
先方に同期くんの大学の先輩がいた。
これがまた、なかなかの美人だ。
昔話に花を咲かせるふたりは、仕事そっちのけ。
話題に入れない同期ちゃんもそっちのけ。
よく聞くと、同期くんの部屋に泊まったこともあるとか?
同期くんは案外やり手なのかも。
仕事の打ち上げで
仕事仲間としこたま飲んだ翌朝目を覚ますと、自宅のベッドで全裸で寝ていた同期ちゃん。
隣を見ると後輩ちゃんも全裸で寝ている。
「まさか、やっちゃった?」と狼狽するものの、目を覚ました後輩ちゃんに事情を訊くと「タクシーを降りたとこまでは覚えている」とのこと。
その場にいたはずの同期くんは「ごめん、ぼくも酔っぱらってて、よく覚えていない」
この状況・・・、すっとぼけるに決まっているじゃないですか!
真面目ぶってる同期くんに振り回されてる感もある同期ちゃんではありますが、既成事実を作るためホテルを同室で予約したり、後輩ちゃんと同期くんの酒場デートを覗きに行ったり・・・。
ストーカーまがいの恋愛事ばっかりで、ほとんど仕事していないことも報告したい。
仕事に「がんばれ同期ちゃん」!
文章:ヒトツメロバ