出典:©甲斐谷忍/集英社・VAP・マッドハウス・NTV・D.N.ドリームパートナーズ
30年間優勝から遠ざかっているプロ野球チーム、リカオンズの4番打者児島は、自主トレ先の沖縄で、投手対打者の1打席勝負の「ワンナウツ」という賭け野球に出くわす。
そこに、渡久地東亜(とくち とうあ)という、無敗を誇る男がいた。
デッドボールで東亜から勝利をもぎとった児島は、賭けに負けた東亜に、リカオンズに入団することを要求。
東亜はリカオンズオーナーと、ワンナウトを取るごとに500万の報酬、1失点ごとに逆に5000万支払うという特例の「ワンナウツ」契約を交わし、入団する。
こうして東亜は、オーナー指示によるローテーション無視の無茶な起用だけでなく、対戦チームの反則行為とも対峙していくこととなる。
今回はワンナウツに登場する野球の反則行為を紹介したい。
サイン盗み
ベンチ内の会話を盗み聞きされている?
どこかに隠しマイクがあるはずだ。
全員でマイクのありかを探すが見つからない。
マイクはボールボーイに仕掛けられていた。
カラクリボール
相手の抑え投手はなぜ対戦打者によって、得意のナックルボールを投げてこない?
どうやら目のいい打者に対しては、カラクリが見破られそうで投げれないようだ。
実は、重心の偏った不正ボールを使用して、ナックルボールを演出していた。
キャッチャーのレガースの裏に隠した不正ボールと、入れ替えていたのだ。
紙ヤスリ
渡久地の周りで、不審な動きをする相手キャッチャー。
こっそり紙ヤスリを渡久地の尻ポケットに忍ばせ、渡久地を不正投球犯に仕立てようとした。
ブラッシュボール
怪我で退場させてしまえ。
打者渡久地の指を狙って、あからさまな内角攻め。
まとめ
胸糞悪いこれら不正行為に対して、渡久地東亜は?
騒ぎ立てることなく、逆手にとって対処していきます。
騙し騙される野球の世界で、相手の不正行為をどうやって発見するのか?
そして、それをどう逆手に取るのか?
そこは見てのお楽しみ。
ワンナウツは不正行為をしてくるチームばかりでありませんが、推理要素もある、見事にやり返したときに、痛快感のある野球アニメです。
文章:百百太郎