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『グレイプニル』第8話「記憶の影」【感想】

修一の能力は自分の実力以上の力を宿すために誰かを自分の中に入れて限界以上の力を持って敵を倒す事。しかし、相棒はクレアという非能力者。キーマンになるのはクレアの姉で、山田塾という幼少期に居た孤児院時代からの同級生(おそらく恋人)のエレナです。「宇宙人」と、のちに登場する「100枚のコインを集めた孤高の地球人」そして「エレナ」この三つ巴に、修一はどう絡んでくるのか、物語は次のステージに向かい始めています。

契約

第8話では、修一も小柳との契約を結びます。チームの秘密を吐いたものは小柳の髪の毛で作ったチョーカーにより首が落とされる、という契約です。

小柳は秘密を守れないものを人並み以上に嫌悪します。そして各自自己紹介、その中にイサオという修一と同じくらいの歳の男の子がいました。「山田塾で友達と仲良くしている姿をよく眺めていた」と言います。

修一の記憶では山田塾の生徒は修一一人だけだったのです。予想ではエレナの能力による記憶障害と思われますが、前回7話で修一と一つになった吉岡千尋には改竄(かいざん)された修一の記憶が手に取るようにわかったそうです。山田塾の仲間たちはほぼ全員宇宙船の軌跡で最前線の活躍を見せています。

エレナの涙

前回の放送で「二人で一つ」という一つの答えが生まれました。修一の化ける犬のぬいぐるみ(着ぐるみ?)の手のひらサイズの人形をエレナは肌身離さず持っています。恐らく、修一の能力はこの世の脅威から大切な誰かを守るのに最も適した「変身」なのでしょう。

エレナには修一の中でなら命が奪われても良いという思いがあったのかもしれません。クレアの記憶も操作されているように見えます。もしエレナが山田塾に居たのであればクレアも修一を幼い頃から知っていたことになります。なんにせよ「悲劇」の物語なのだろうなと思いつつ観てしまいます。

まとめ

吉岡千尋は修一の記憶の陰(かげ)からエレナの電話番号を割り出していました。「修一とはもう目的が違うから協力はできない」と涙するエレナの本心は、守る方ではなく守られる方になりたい、という事なのではないかと勝手に想像しています。

エレナの中で欠落してしまった感情の正体は未だ明らかではありませんが、悲しいけどちゃんとした理由があってヒール(悪役)を演じているのだと信じたいです。

 

文章:S.Shinichiro

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