出典:©武田すん・講談社/グレイプニル製作委員会
犬の着ぐるみに変身する特殊能力者・修一とその着ぐるみに入ることで、他の能力者とも引けを取らない戦いぶりを見せる少女クレア。
筆者の予想ではクレアは元々シャイで優しすぎる性格の引っ込み思案な女の子だったはずなのですが、物語はどう展開していくのでしょう!?
契約
クレアに続き修一も小柳一派と仲間の契りを交わし、いよいよ宇宙船の墜落地へコイン探しに繰り出すことになりました。速やかに侵略しているはずが、いつの間にか侵食されているテリトリーに気づくまでにさほど時間は必要ではありませんでした。
森の木には縄張りを表す髑髏マークがありました。ムカデ型の化け物に歯が立たないクレアと修一に対して陽一はムカデを瞬殺します。隠れた能力がついに覚醒します。しかし、子分をやられた敵のボスには陽一でも太刀打ちできません。
一行は逃亡し、イサムの力で木のバリケードを作りますが、それも突破されてしまいます。修一たちを追い詰めた男は修一に向かって、「お前、どうなってんだよ、それ」と詰め寄ります。
修一の本懐
主人公の修一の能力が契約されたのはわずか半年前の事です。なのでそれ以前の記憶が改竄(かいざん)されています。因みに現段階では体を動かす力はクレアの方が上です。
クレアは両親の殺害現場にバケモノの姿で現れた姉・エレナを本心では、信じており、エレナの言う「あなたたちとは別の目的」の真相を知りたがっています。今話の冒頭で小柳が「あくまで人間としてこの無意味なゲームを終わらせる」と言っています。
人間として、というところが的を得ているなと思いました。宇宙人の今までの振る舞いを見ている限り人間の心さえ正常ならば、このような支配型の化けものがのさばるわけがないのです。そして修一とクレアの関係性は支配型とは全く逆の方向性を示しています。
最後は人の心?
吉岡千尋はエレナに聞いた話を気にかけます。「みんなに伝えなきゃ、もう既にコイン100枚集めた人がいるっていうことを」さて、今回のコラムのテーマ修一の本懐ですが宇宙人は「修一の姿は秀一が望んだ理想の姿らしいのです」修一の本懐は人柱的なことなのでしょうか?奥を探れば山田塾の仲間はバラバラに見えてお互いに補っているように見えます。
最終的には(収集者であるバケモノ同士の争いも)人としての強い心によりストーリーを締めるのではないかと思って視聴している現段階です。
文章:S.Shinichiro