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あらすじ
午前0時ちょうどにアクセスし、呪いたい相手の名前を入力して送信すると『地獄少女』が現れ憎い相手を地獄に堕としてくれるという噂があります…
先生にも一目置かれる優等生、橋本真由美はクラスのみんなで集めた高額の募金を失くしてしまいます。
その事を知ったクラスメイトの黒田亜矢は、善意に見せかけて真由美に失くした金額と同額のお金をすぐに用意して真由美に貸してくれました。
その後、真由美が亜矢に全額お金を返したところ「これは利子」と言われ、イジメられる日々が始まります。
耐えきれなくなった真由美はついに、地獄通信にアクセスしてしまい…
予想通りのストーリー展開
「高額なお金は先生に預かってもらえば良かったのに…」と100人中99人は思うだろうストーリーの導入。
案の定、お金を盗んだのは亜矢だったという100人中99人は予想していた通りの結末。
1話は特にどんでん返しもなくサラっと呪いをかけられた相手が地獄に流されます。
真由美が亜矢と、亜矢の取り巻きからイジメを受け周囲からの信頼も失くしていく描写は見ていて辛かったです。
恨みが晴らされた後に笑顔を取り戻した真由美は、地獄少女と交わした契約の印を体に刻まれました。
『これから強く生きていく覚悟』のような表情が見て取れましたので、後味は悪くなかったです。
地獄少女の決めゼリフ「いっぺん、死んでみる?」
口数が少ないのに印象に残るセリフが多い『地獄少女』こと『閻魔あい』ですが、
「いっぺん、死んでみる?」は凛としていて重みがあります。
脅す言葉でもなく言い切りでもなく、疑問形。
疑問形なのに、どう答えても船で地獄に流される一択・・・闇が深いです。
そして、このセリフを言う時に着物の袖を広げる映像が幻想的でとても美しいです。
着物の模様が流れるように動きます。
このようなエフェクトが内容の良さを引き立ててくれて、やっぱりアニメって本当に良いなぁと思わせてくれます。
まとめ
今回、真由美に落ち度はありませんでした。
ですが「ひとを呪わば穴ふたつ」ということで、呪いをかけた側も死後は地獄に堕ちて永遠にさまようことになると閻魔あいは呪いの本契約の時、依頼者に言っていました。
現実社会も似たようなことが多いですが、理不尽ですね。
呪いの世界に『正当防衛』は通じないのでしょうか?
恨んで地獄に流した相手と地獄で再会したら最悪ですね・・・
文章:天蔵