アニメコラム

不思議系アニメの真骨頂『女子高生の無駄づかい』(2019)

出典:©ビーノ/KADOKAWA/女子高生の無駄づかい製作委員会

2020年の1月24日に実写ドラマ化が決定している今作は原作漫画もさることながら、テレビアニメでの展開がカワイイと幅広い視聴者層に高い評価を受けました。

原作漫画が発表されたのが2015年、原作者はペンネームで「ビーノ」。漫画の連載は「コミックNewtype」であり、現在も連載されています。テレビアニメは2019年の7月から9月の3ヶ月でしたが、続編が待望されている話題作です。

リアリティーのある女子高生の生態

舞台は都立さいのたま女子高校です。埼玉県立ではないようです。主役級のキャラクターが多く、どのキャラクターを取ってみても、どうしようもない有様です。そんな無駄すぎる女子高生活動をドキュメンタリータッチでお送りするのがこの作品です。

主人公のバカは自分とクラスメイトのニックネームを考えた張本人であり、なぜ自分のニックネームを「バカ」にしてしまったのかは謎です。クラスの問題児ですが、周りのクラスメイトの寛容な振る舞いもあって何とか女子高生生活を謳歌しようとしています。

それぞれに個性豊かですが、必要以上に一生懸命に生きようとする彼女達の姿に心が温まる作品です。

多彩なキャラクター

このアニメに登場する女子高生たちはチーム一丸となって迫ってきます。各キャラクターはニックネームで呼ばれます。登場するのはバカ、ヲタ、ロボ、ロリ、ヤマイ、マジメなどです。ちなみに担任は早稲田大学の卒業生なのでワセダといいます。

ムダってなんだろう?と深く考えさせられる作品でもあります。きっとムダではない条件とは、良好な交友関係を築き、人にバカにされない程度に勉学に励み、頼られる人間に成長することなのかなぁと思います。

それでも色々な側面を見せるキャラクター達にいつの間にか恋してしまうような、時々の暖かいボケっぷりが魅力的な作品です。

ヤマイの魅力

個人的にはヤマイがやばいです。彼女の突出した天然ボケは女子高生の生態を知る上で奇跡的にカッコ良いと思います。常にマイペースで、次から次へと展開していく妄想の数々は世俗のものとは思えない圧倒的な存在感を示しています。

バカのそれとはまた違った魅力があり、ヤマイは脇役ながらに1話分のメインキャラクターを任されるなど活躍しています。

まとめ

女子校というものがこうあればいいな!?という願望がこの作品を生み出したのではないかと想像しています。原作者は女性です。多少自虐的になっても、担任になだめられても、マイペースを貫く彼女達の姿は「人間の青さを忘れずに大人になること」のかけがえのなさを教えてくれているように思います。

個人的にも頼むから続編を‥と願っている所存です。

 

大人になった皆さんは、自分の高校生時代の思い出を振り返って、満足のいくものでしたか?

この作品はタイトルとは裏腹に、「ムダな人生なんてないんだよ」とメッセージをくれているようにも思えます。一度ご覧になっていただきたい作品の一つです。

 

文章:Shinichiro.S

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