出典:©高橋陽一/集英社・キャプテン翼シーズン2 ジュニアユース編製作委員会
あらすじ
小学生の時に翼とコンビを組み、全国大会優勝を果たした岬太朗。
その後、フランスに渡った彼にも日本ジュニアユースチームへの参加要請は届いていた。
全日本サッカー協会から11番のユニフォームを手渡された岬だったが、仲間とのブランクは3年に及び、力を発揮できるのか自信を持てずにいた…。
もう1人の天才
抜群のボールテクニックを持つ岬は、リフティングしながら階段を下りていた。
そんな岬のボールを階段上で奪いさる危険な行為をする男がいた。
それは、フランスジュニアユース代表のピエールだった。
ピエールは岬の噂を聞いて遥々パリまで訪れたと口にする。
お互いにテクニックを見せ合い、これ以上の言葉は不要と判断して1対1の勝負が始まる。
「ボールが宙に浮いたぞ!」
「おおっ!2人同時だ!岬!ピエール!2人とも凄いテクニックだ!」
その場に居合わせた人々が、それぞれ岬とピエールを応援する中…ボールは再び宙に浮く。
この浮き球で勝負を付けようとする2人だったが、そのボールにユニフォームが重なる。
ユニフォームを投げ、2人の勝負の邪魔をしたのは片桐だった。
そして、片桐は口を開く。
「岬太朗君!君に日本ジュニアユースチームへの参加を要請する!」
皆との3年間の空白によって、連係プレーをする自信を無くしていた岬は直ぐには片桐に返事できず…。
最強のMF
日本ジュニアユースとミュンヘンジュニアユースの試合が始まる。
MFとして試合に出場する事になった翼は、自分の代わりにDFに下がった松山を思っていた。
「日本代表の勝利は俺次第なんだ」
考え事をしていて静止している翼に群がるミュンヘンジュニアユースの選手たちだったが、翼はボールを持ったまま空を舞う。
一気に敵陣内へと攻め込んだ翼は、沢田と連係プレーをして攻め上がり続ける。
「まだ相手も俺たちがどんなプレーをしてくるか分からないはずだ!」
「いくぞ1発!ドライブシュートだ!」
翼の足から繰り出された超ロングシュートのドライブシュートが、ミュンヘンジュニアユースのゴールへと突き刺さる。
早々と1点を手にした日本は、歓喜に包まれる。
そんな中、翼にパスをくれと口にする日向。
翼は日向の足を気にしていたが、“何本でもシュートを決めてやる!”と口にする日向の表情を見ると、笑顔で快諾するのだった…。
全体的な感想
久しぶりの岬君!遂に登場しましたね!
相変わらずのボールテクニックに感動です!
3年間の空白期間は確かに長いですが、岬君なら直ぐに連係プレーやパスを魅せてくれると思います。
そして、やはり翼は日本最強ですね。
あっという間にミュンヘンジュニアユースを抜き去りゴールを奪いました。
シュナイダーも驚愕する位の実力を魅せる翼。
大会まで出られないのか、若林の姿をフィールドで見られないのは残念ですが…。
本大会が始まれば翼、日向、岬、若林と日本最強格が熱い試合を見せてくれそうですね。
今後の試合展開も楽しみです!
文章:クラッシャー佐藤