出典:©賀来ゆうじ/集英社・ツインエンジン・MAPPA
僕みたいなオッサンになると、かつてのお気に入りアニメがソフト化されないケースがあることに、少なからぬ憤りを覚えます(挨拶)。
と、いうわけで、フジカワです。
自分で自分の体臭が臭いと思ったなら、周囲からはどう思われているのか? が気がかりな今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回の記事は、「『地獄楽』第一期最終話を観た!」とかいった話です。
あらすじ
一度は息絶えたかに思われた、天仙の牡丹(ムーダン)。
しかし、花の化け物となって、再び佐切達に襲いかかる。
そこへ現れたのは、山田朝ェ門士遠だった……。
最初に訂正
えーっとですね。前回の記事において、誤りがございました。
十二話時点での生存者。
「弔兵衛と桐馬ペア、仙汰」が抜けておりました。
仙汰はポカミスですが、弔兵衛と桐馬は出番がなかったので、ナチュラルに忘れてましたね。
謹んで、訂正させて頂きます。
まずは、バトれ!
さて。今話はまず、牡丹(ムーダン)と士遠とのバトルから始まります。
直接のそれではないものの、愛弟子である典坐の仇です。
普段は冷静な士遠も、怒りを露わにして、牡丹へ挑む。
花の化け物になった牡丹は、とても強い!
もちろん、佐切達も助太刀します。
ではあっても、強いものは強い。
しかも、毒針がかすっただけでも、傷口から花が咲く。
花化≠即死?
その前に、ヌルガイが、仙汰の花化を食い止めます。
ただ、仙汰はもう、目が見えなくなった様子。
士遠の身体からも、複数箇所花が咲きます。
しかし、士遠はそれを無理矢理むしり取る!
すんげえ痛そうなんですけど!
実際、士遠も苦戦します。
出血多量のせいか、死を覚悟する。
それでも止まらない!
普通、こんだけ出血したら、身体のキレとか悪くなるだろ!?
でも気にしない! フィクションだから!(えー)
天仙の弱点は、ヘソの下の丹田。
しかし、花の化け物には、胴体が二つある。
さらに、士遠自身も、そこが急所ではないと気付く。
と、叫ぶ仙汰! 花の弱点は、中心部!
確かに、化け物には、それらしきところがある!
士遠はそこを斬り、やっと、真の意味で天仙にトドメを刺します。
瀕死の仙汰は……
既にボロボロだった仙汰。
何とか助けようとする佐切ですが、杠の持つ止血剤は、余分がない。
杠は、現実主義。助からないと分かっている者に対しては、悪あがきをしない。
「胸ぐらいなら、貸して上げるから」
杠なりの、精一杯の優しさでしょう。
仙汰は「憧れの人」に抱かれて、静かに息を引き取ります。
……思ったんですけど、志半ばで死んだ山田朝ェ門達の中で、一番幸せな最期なんじゃないでしょうか?
根底から!
その後、設定を根幹から揺るがすようなことが。
佐切は、画眉丸のことを、杠に話すのですが……
「全部幻じゃないの?」
例えば、石隠れの里の長が、不老不死であること。
それは、長には敵わないという恐怖心を植え付けるための幻覚では?
加えて、「所詮は手駒」に過ぎない忍びに、所帯を持たせるか? 画眉丸の年齢を考えても、おかしくないか?
「画眉丸に妻がいる」、そのこと自体、忠誠を誓わせるための、別方面からの、幻覚による心理操作では?
そもそも、妻の名前は? エトセトラ。
そこで挟まれる、画眉丸の妻の、不穏なイメージカット。
「愛のためであるから」、佐切も画眉丸を応援していたわけです。
それが、根底から嘘だったなら?
動揺する佐切。否定したいものの、「一般的な忍び」のリアルを語る杠。
……ここに来て、画眉丸の動機の根幹を揺さぶりにかかってきました。
画眉丸本人が!
話は戻りますが、タオとはすなわち、魂そのもの。
使いまくれば、身体にダメージが行くのみならず、記憶などにも支障が出ると、士遠の曰く。
その頃、画眉丸、巌鉄斎、付知、メイは、安全と思しき場所で火を囲んでいました。
道士との戦いで気を失っていた画眉丸なのですが、目覚めます。
が、どっこい。「ここはどこだ?」というレベルで記憶がない。
当然、巌鉄斎達のことも分からない。
思い出せるのは、「わしは、がらんの画眉丸だ」ということのみ。
そのあたりで、終劇となります。
Cパートでは、新たな山田朝ェ門の一人が、神仙郷へ送り込まれる様子が。
OK、逆に問おうか?
こんな宙ぶらりんで、話が全て終わるとでも!?
ま、単に「一気に2クールできないけどね?」というだけでしょう。
深読みフェスティバル!
さあ、大詰めで、一息に不穏な空気が流れ出しました。
気になる点はいくつかありますが、主に2つですね。
まず、画眉丸の妻は実在するのか?
これについては、嘘だった場合、つじつまが合わない箇所が出てきます。
詳細は、長くなるので省きますが。
次に、画眉丸の記憶が、どこまでなくなっているのか?
立ちかけている、佐切とのフラグはどうなる!?
山のよーな謎を残しつつ、『地獄楽』第一期終了。
二期を観ないという選択肢があるとでも!?
むしろ早く見せろ!!
んじゃまた。
文章:フジカワ