アニメコラム

『地獄楽』第十二話『傘と墨』を観たよ!

出典:©賀来ゆうじ/集英社・ツインエンジン・MAPPA

間隔が空いたのは、単に次話を観る暇が無かったからです(挨拶)。

と、いうわけで、フジカワです。

15年ほど前のこと、アニメ業界ではつとに有名な某音響監督さんに、僕が書いたシナリオを仕切ってもらったことがあるのですが、今なお申し訳なさの方が先に立つ今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

今回の記事は、「『地獄楽』第十二話を観た!」とかいった話です。

あらすじ

神仙郷の中心部、蓬莱にたどり着いた佐切達。

そこで待ち構えていたのは、天仙の一人、牡丹(ムーダン)だった……。

みどころ

今話は、結構バトルです。

佐切、仙汰、杠 VS 牡丹(ムーダン)

その前に、牡丹が色々話してくれます。

曰く、仙薬などという物はない。

またあるいは、天仙達にとって、人間は単なる実験道具、ないしはオモチャであること。

さらには、木人の、信仰の全否定。

色々、いかれています。

そもそも、仙薬などない、と言われたなら、お役目自体の意味が無くなる。

佐切の脳裏をよぎるのは、画眉丸のこと。

仙薬がないと言うことは、無罪放免にもなれない。

担当の罪人がどうなろうと、本来、朝ェ門達にはどうでもいいことのはず。

このあたり、佐切が画眉丸に対して、少なからぬ情があると解釈できます。

牡丹は「話そう」と持ちかけてくるのですが、そんなもん、成立するはずがない。

流れるようにバトルに突入します。

杠が、(本人に自覚はないものの)タオを使った攻撃を仕掛けます。

今さらですが、本作における「忍法」。

かなり現実離れしています。

なんせ、何もないところから火炎を生み出す画眉丸もかっ飛ばしていますが。

杠なんか、毒を飲んで流れ出る汗を、さながらスパイダーマンの糸のように操るんです。

ファンタジーです。浪漫ですよ。

リアリティなんぞ、そこらの野良犬に食わせておけと言うスタイル。嫌いじゃないです。

ただ、何をどう攻撃しても、牡丹には効かない。

仙汰、立つ!

杠に興味を示す牡丹ですが、そこに割って入るのは、仙汰。

「僕を通せ」

これまで、どちらかと言うと頼りない描写が多かった仙汰ですが、男を見せます。

とは言え、仙汰の刃とて、牡丹には通じるはずもない。

木人から天仙の弱点が丹田だ、と教えてもらった一行は、辛くも牡丹を倒すことに成功します。

やれやれ、と一服着いているさなか、仙汰は「杠への特別な想い」を、佐切に話します。

仙汰は本来、絵描きになりたかった。

しかし、家のしきたりで朝ェ門々下に入門せざるを得ず、打ち首の仕事も本当は嫌だった。

仙汰は、自分を殺し続けてきた。要は、自分に嘘をつき続けてきた。

翻って、担当となった杠は、「他人にしか嘘をつかない」。つまり「自分にとことん正直」。

そこに、遠い憧れの念を抱くようになった。

てえてえ(尊い)。

単純な色恋ではなく、より清らかな想い。

だからこそ、仙汰は杠を気に掛ける。

佐切も、「ちょっとだけ」とは強調していますが、「気持ちが分かる」と言います。

そりゃね。佐切も、観ている側からすれば、「いつ画眉丸とのフラグが立つんだ!?」と思いますからね。

ところで、その画眉丸達は?

主役の出番は、あまりありません。

道士を撃破した後ですが、意外に礼節を知っている様を、「その甘さが、お役目においてどうなるか?」と、付知が冷静に分析します。

ただ、修羅場において冷酷になりきれないというのは、確かに弱点ではあるものの、たいていの場合、プラスの方向に働きます。

今後の展開がどうなるのか? は、今の段階では分かりません。

しぶといぞ、天仙!

出典:©賀来ゆうじ/集英社・ツインエンジン・MAPPA

場面は戻って、蓬莱。

死んだと思われていた牡丹ですが、なんか、その身体からやたら花が咲き始めている。

予想通りと言うべきか、花のクリーチャーに変貌する牡丹。

毒針を杠へ伸ばすのですが、とっさに間に入ったのは、仙汰。

あからさまな死亡フラグとして、過去の回想や、イメージ映像が挟まれ……

仙汰は、花と化してしまいました。

さらに襲い来る、クリーチャーの毒針!

かわせない! と思ったところに、士遠登場!

そこで引きです。

どうなるんだ!?

第二期の制作が、結構前にアナウンスされました。

しかし、現状で生き残っているのは、画眉丸&佐切ペア、巌鉄斎&付知ペア、士遠&ヌルガイペア、そして杠。

少ないわけではない。

ただ、天仙は7人もいる上に、まだ誰も真の意味で死んではいない。

しかも、仙薬などない、という事実。

どうやって、第二期に繋げるのか!?

いや、先が読めないところも含めて面白いですけど、読めなさすぎて疑問すら湧く。

……バッドエンドに一定の需要があることは承知していますが、あまり後味の悪いシメにはして欲しくないなと思います。

 

んじゃまた。

 

文章:フジカワ

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