出典:©雪森寧々/集英社・久保さんは僕を許さない製作委員会
あらすじ
人より存在感がない少年・白石純太。クラスメイトや先生に認識されない、青春のステージにも上がれない…。
でも、そんなモブ男子である彼の事を、隣の席のヒロイン女子・久保渚咲だけは見つけてくる。
ある日、白石くんがどのくらい皆に気付かれないのか気になった久保さんは「授業中、立っても気づかれなかったりして」と話かけてきて…。
存在感の無いモブ男子
卒業アルバムの集合写真で写っていたにも関わらず、いない者と思われ合成されるほどに存在感の無いモブ男、白石純太。
「青春したい。それはきっと誰もが思うこと。だけども僕では叶わない」
空気のような存在である白石は、クラスメイトだけではなく先生にすら視認されずにいた。
しかし唯一、白石を常に認識できる女子がいた。
それこそがヒロイン女子、久保渚咲なのだった。
白石が熱心に「モブ 授業 サボり方」などをスマホで検索していると、その検索履歴画面を久保に撮られてしまう。
「見~ちゃった」
笑顔で顔を少し赤らめながら口にする久保だったが、ここから白石の学校生活は大きく変化するのだった…。
気づかれるか気づかれないか
「授業中立っても気付かれなかったりして」
久保の発言に“ありえるかも”と答えた白石は、先ほどの検索履歴結果で久保に脅されて実際に授業中に立ってみることに。
「フフッ。頑張ってみよっか」
「悪魔かよ…」
授業中に段階を踏んで立つ事になる白石。
最初はイスの上で立ち膝をして、次はイスの上に立つのだった。それでも授業が止まる事はなく、誰にも気づかれていない様子。
そこで白石は、椅子の上に片足で立ちながらポージングを取り始める。
思わず拍手をする久保だったが、そこで突然2人に声がかかる。
「白石~座れ~」
先生からもクラスメイトからも視線を浴びた白石は、“いつから気づかれていた?”と不安になりながらも恥ずかしさで着席するのだった…。
全体的な感想
存在感の無い人間は実際にもいると思いますが、ここまで存在感が無いと悲しくなりますね…。
誰にも認知されないと、生きている意味を見失いそうです。
そんな中、めちゃくちゃ美人で可愛い隣の席の子だけが視認してくれるという…いや、これはこれでアリなのではないでしょうか!?
お互いに“唯一”の関係性を築けると思うので、独占欲が強まりそうですね…!
見ていて思った事は、これ絶対…久保さん白石君の事を既に大好きでしょう!?
好きじゃなかったら、あんなにも可愛らしい表情見せないですよ…。
ヒロイン女子とモブ男が今後どのような関係になっていくのか…今後も楽しみです!
文章:クラッシャー佐藤