出典:©高松美咲・講談社/「スキップとローファー」製作委員会
T大を首席卒業し、総務省の官僚を経て、地元の市長となり、死んだら遺灰は故郷の海に。
そんな人生設計を立て、石川県の端っこから東京の高偏差値校・つばめ西高校にやってきた岩倉 美津未(いわくら みつみ)。
だが、思いとは裏腹に、入学式当日から失敗の連続なのだ。
みつみの黒歴史を数えましょう。
入学式失敗
首席合格なので、新入生代表として宣誓文を読み上げる大役があるというのに、電車を降りたところで道に迷った。
同じ制服だったことから声を掛けてきた志摩 聡介(しま そうすけ)に教えてもらい、学校までの道のりを全力疾走。
なんとか間に合って宣誓文を読み上げたものの・・・全力疾走した直後だったことと、極度の緊張もあって涙目になって吐く!担任に向かって吐く!ゲロを。
クラスデビュー失敗
最初の授業での自己紹介。クラスデビューはこれで左右される。何か面白いことを言ってウケを狙いに行く!
そして出た言葉が、
「わたしは人の上に立つべき人間です」
何もしてないのに失敗
競技大会はバレーボール。
割り当てられた練習時間に体育館を訪れると・・・
時間を無視して、体育館を占領しつづける男子たちがいたのだ。
「あいつらヤな奴、ヤな奴」
ひとりの男子生徒に促されて、彼らは引き揚げていったが・・・
江頭 ミカ(えがしら ミカ)は、上履きからアカン奴らの名前を覚える。
しかし、みつみは、さりげなく親切にしてくれた男子に注目していた。
ミカは、みつみとの人との接し方の差を見せつけられた気になる。
知らないうちにミカを傷付けていた。
文化祭準備失敗
みつみのクラスは文化祭で演劇をやることに決定。
役なんてもらったら、それこそ黒歴史になる予感しかない。
むつみは裏方に回ることに。
これまでの失敗の挽回をと意気込んで、仕事を引き受けまくる。
結果、手が回らなくなって怒られる。
同居人失敗
クラスメイトには、叔母のところで居候していると説明している。
だが、みつみの同居人の叔母は、やけに高身長で、肩幅が広く、ガタイがいい。のどぼとけまである。
そう、同居人がオカマである。
友人たちにも見た目で、あっさり男だとバレる。
後になって思い出したくないことって誰にでもありますよね?
そういうのも時間が経てば、いい思い出です。
15、16、17とあなたの青春どうだった?
この期に黒歴史を数えてみては?
文章:ヒトツメロバ