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『鬼滅の刃』第七話「鬼舞辻無慘」【感想】

出典:©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

興行収入歴代1位おめでとうございます

言わずと知れた2020年の代表作となりました。鬼滅隊に入団した竈門炭治郎(かまどたんじろう)と鬼になった妹の禰豆子(ねずこ)の物語です。

年末に公開された映画、『無限列車編』は、歴代興行収入の記録が1位になり、海外でも大きな反響を受けています。

鬼滅隊の初仕事

異能(いのう)の鬼との戦い、舞台は北西の街、地は沼となり鬼は地面から壁から姿を現します。第6話で既に登場している沼の鬼。

炭治郎は妹・禰豆子の力を借りつつ沼の奥底へと身を投じます。3体に分身できる鬼の2体を炭治郎得意の水の呼吸で打ち倒します。残るは1体、炭治郎が沼から上がると禰豆子が善戦していました。

炭治郎の真の目的「鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)の正体」「鬼になった妹を人間に戻す方法」は結局聞けず、日輪刀(にちりんとう)で首を刈ります。

初めて、刀で鬼を倒した炭治郎のすぐそばには街を歩く鬼舞辻無惨の姿がありました。

鬼舞辻無惨の存在感

炭治郎が鬼を倒しても尚、最後まで鬼に同情する姿は、この作品を象徴していると思います。妹の禰豆子が鬼になったからじゃなくて、炭治郎とはそういう人間なのだと思わせてくれます。

だからこその鬼舞辻無惨なのかなと思います。補足しておくと、鬼舞辻無惨は何百年も生きている最初の鬼です。そして、人間を鬼に変えられるのは彼だけです。

ということは、禰豆子に自分の血を分けたのは鬼舞辻無惨ということになります。

人を襲わない禰豆子をつくってしまったことは、無惨の「心の奥にある悲しみ」であり「善意の隙」だったのかもしれません。

まとめ

この作品を通して、原作者が伝えたかったこと「人間は環境により簡単に変わってしまう儚(はかな)い生き物」「情熱を持って社会に生きることの意味」なのではないかと思います。

ようは、社会悪と社会正義は紙一重なのだと伝えたかったのではないでしょうか。漫画というツールで教養を伝えるのはすごく難しいことのように思いますが、アニメ化されても尚人々の心を熱くさせるのは色々なキャラクターが個性を出しながら、ちゃんと芯の通った自分を表現しているからだろうと思います。

7話を待ちながら、今回は映画『無限列車編』の成功に感謝しつつ終わりたいと思います。

7話のコラムもお楽しみに!!

 

文章:S.Shinichiro

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