出典:©防衛隊第3部隊 ©松本直也/集英社
◆目の前に飛んでいるのは羽虫?
いや、怪獣だ!
そう思ったのも束の間、それは口の中に飛び込んできた。
こうして日比野 カフカ(ひびの カフカ)は、怪獣に変身できる体に。
ここは病院内。錯乱して周辺を破壊、慌てて逃亡した結果、「怪獣8号」と命名され、討伐対象になってしまった。
正体を隠しながら、子供の頃からの夢である国防機関「日本防衛隊」入隊を目指す。
怪獣の脅威から国を守る、それが「日本防衛隊」。
そこに集う優秀な人材たちの目は、誤魔化されないのだ?
試験会場に入る前にバレた
入隊試験会場の駐車場で、防衛隊長官の娘にして、弱冠16歳で討伐大学首席卒業の四ノ宮 キコル(しのみや キコル)。彼女と駐車スペースを巡った、しょうもないケンカ。
キコルがパワースーツの力を借りてぶん投げ、ひっくり返った車を、カフカは生身の体でヒョイ!と元に戻す。このことから只者ではないことが、あっさりバレた。
模擬討伐試験中に乱入してきた怪獣9号を相手に苦戦していたところ、カフカは目の前で怪獣8号に変身し、いよいよバレる。
戦ってみて気づかれた

出典:©防衛隊第3部隊 ©松本直也/集英社
怪獣の弱点を指摘し、仲間たちを鼓舞するカフカ。
それが副隊長・保科 宗四郎(ほしな そうしろう)に評価され、補欠合格する。
だが、8号に変身して怪獣討伐の最中、副隊長と対峙。
本気で排除しにかかる副隊長だったが、急所を全く狙ってこない8号の戦い方に疑念を抱く。
その後の宿舎内での手合わせにおいて、カフカの戦い方が怪獣8号とダブる。
「まさか、お前・・・」
本当に気付いていないのか?
隊長の亜白 ミナ(あしろ ミナ)。
カフカとは、子供の頃に防衛隊に入ることを誓い合った間柄だが、遅れて入隊してきたカフカをシカトし続ける。
幼馴染の顔を忘れてしまったのだろうか?
もしかして、何か異変に気付いて、様子を見ていたのかもしれない。
もしくは、そういう性癖の変態隊長なのかもしれない。
天才から変態まで。
色んな隊員がひしめく日本防衛隊。
そんな彼らだが、心はひとつ。それは日本を守りたい。
だが、別にもうひとつの心が芽生える。それは、怪獣8号を守りたい。
8号がいれば、怪獣退治も楽になるのだから、「囲い込め!」となるのも納得である。
文章:ヒトツメロバ