出典:©渡辺航(週刊少年チャンピオン)/弱虫ペダル05製作委員会
あらすじ
山の入り口まで1km地点。
青八木の決死の引きにより、先頭の箱根学園に追いついた総北。
食らいつく鏑木とのスプリントバトルで消耗した銅橋は限界が近づき、意識が飛びながらも一心不乱にチームを先導していた。
かつては、初めてのインターハイを恐れ真波や荒北から必死に感想を聞き出していた銅橋。
だが、今は自らの力を解放し全力でレースを楽しんでいた…。
充実した時間
意識を飛ばしながらも加速し続ける銅橋は、充実した時間を楽しんでいた。
かつては、初めてのインターハイの恐怖によって、真波や荒北から感想を聞き出し続けていた銅橋。
「にぎやかだよ~。みんな旗ふってるし」
「楽しいよ。色々な感情があって」
真波の言葉に訳が分からなかった銅橋であったが、今インターハイを全力で楽しんでいる自分がそこにはいた。
チームを最高の位置で発射する為に足を止めない銅橋と鏑木。
山の手前まで残り300mとなり、残り0mで銅橋と並ぶ事に成功した鏑木。2人は一斉に声をあげる。
「出ろォ!クライマー!!」
そして、役目を終えた銅橋と鏑木は後方へと沈んで行き…。
不穏な存在
山に入ってすぐに仕掛けてきた悠人を抑えるために、今泉と小野田が行く。
残された箱根学園と総北メンバーだったが雰囲気が違った。
手嶋と鳴子は、山に付いてきている「泉田 塔一郎」の存在に気付いたのだった。
なんと、スプリンターであるはずの泉田が山を登っているのだ。
「今年の箱根学園は5人で山を闘うのか」
不穏な存在に眼を見開く小野田だったが、箱根学園はここで再度アタックする。
今度は黒田と葦木場が飛び出して行く。そして、それを抑える為に手嶋と鳴子が追走。
1秒も油断できない状況が続く総北は、心身共に削られていくのだった…。
全体的な感想
最初は見た目も喋りも何もかも受け付けられない銅橋でしたが、最後はなんとまぁ熱い男でしたね!
銅橋と鏑木の戦いもまた、今後の弱虫ペダルの名物となっていきそうです。
そして2人とも全力で仕事をやりきって後退。
力を全て出し切った後に、お互いを称え合っていた姿が最高に良かったです。
しかし、鏑木は先輩に敬語を使わなさすぎるので…そこだけは治って欲しいですね。
そこもまた成長して欲しい所です!
そして、山の中に付いてきた不穏な存在・泉田塔一郎。
まさかのスプリンターを山まで持ってきたには、訳があるのでしょうか…?
箱根学園の作戦が気になるのと、後方にいる御堂筋達も気になる所です。
今後の展開からも目が離せない弱虫ペダル!熱い、熱いぞ~~!!
文章:クラッシャー佐藤