出典:©麻生羽呂・高田康太郎・小学館/「ゾン100」製作委員会
あらすじ
ブラック企業に就職し、3年目を迎えた天道輝。
絶望的な毎日を繰り返す中、突如としてゾンビ・パンデミックが発生。
大量のゾンビに追われるアキラは、絶体絶命の中「人生を変える言葉」を閃く…。
憧れと現実
3年前。
憧れの業界に足を踏み入れた輝は、大手のCMなどをバンバン作るという目標を持って燃えに燃えていた。
芸能人にも会えるかもしれないなどと考えていた輝に、1人の女性がぶつかってしまう。
「ああっ…すみません!」
「いいえ。私もよそ見しちゃってたから」
鳳沙織という名前の美人女性と出会った輝は、更にやる気を出すのだった。
初日の仕事が終わり、職場の先輩たちと飲み会へ赴く事となる。
学生時代の話をしながら場は盛り上がり、楽しい時間が流れていく。
そろそろお開きにしようかという言葉と共に、輝が口を開くが…。
「あの~!今日はありがとうございました。明日からもよろしくお願いしま…」
「じゃあ…そろそろ会社…戻ろうか」
輝は入社初日から完徹となり数日間、会社で仕事をしながら過ごす事となるのだった…。
ブラック企業

出典:©麻生羽呂・高田康太郎・小学館/「ゾン100」製作委員会
ブラック企業で3年間働いてきた輝の心は完全に壊れていた。
「長時間労働、過度なパワハラによって会社を辞めるという簡単な判断すらできなくなっていくんじゃ」
テレビ番組を見ながらカップ麺をすする輝だったが、「ブラック企業って、大変そうだな」と口にして、自身がブラック企業にいると言う思考が無くなってしまっていた。
会社に行きたくないと願いながら気絶するように眠り起床する輝。
「あっ…ああ~。やべえ。駐輪場の代金払ってなかった。管理人さん起きてっかなぁ」
管理人さんを尋ねる輝の目の前に凄惨な現場が映し出される。
突如として、人を喰らうゾンビが現れたのだった…。
大量のゾンビに追われながらも輝は“ある事”に気付く。
「もしかして、これってもう…今日から会社、行かなくてもいいんじゃね!?」
「やった~~!!」
大量のゾンビを掻い潜って、輝の視界はモノクロから色鮮やかな世界へと変化するのだった…。
全体的な感想
主人公がブラック企業勤めによってゾンビ化するアニメなのかと思いました…。
あまりにも主人公の状況がエグかったです。見ていて吐き気を催しました…。
本当にブラック企業って怖いですね!
心が壊れ過労死寸前、ゾンビ化寸前の主人公の前に現れた本物のゾンビ。
一体どこから現れたのか、なぜ突如として現れたのかが全く不明ですが…輝にとっては救世主だったでしょうね。
モノクロの世界から、色づく世界へと移り渡った輝が今後、どのような物語を見せてくれるのか…。
次回も楽しみです!
文章:クラッシャー佐藤