出典:©魚豊/小学館/チ。 ー地球の運動についてー製作委員会
◆一人の少女が教会に逃げ込んできた。
地動説に携わる異端者として、異端審問官に追われているという。
その少女は移動民のドゥラカ。彼女から地動説が弾圧対象になっているのは、この地域だけだとアントニ司教は気付かされる。
「地動説は異端!」
ある時、宇宙論に厳しい、ごく一部の教会の人間が騒ぎ出した。そのタイミングに外部からやってきた人間が信じ込み、弾圧に加担し、血の粛清を行った・・・
「地動説が異端とか言ってるのは、お前だけ」と言われた残念異端審問官ノヴァクさん。
彼がやったこととは?
神童を火あぶり
神童と呼ばれ、12歳にして大学進学するラファウの未来は明るい。
だが、改心して釈放された異端者フベルトの身元引受人になったことで、地動説にのめり込んでいく。裁判で「地動説を信じます!」と宣言後、ノヴァクの前で毒を煽る
ラファウの遺体は火あぶりに。
地動説の完成直後に絞首刑
「亡き家族からのメッセージ」として、火星を観測記録していた代闘士グラス。火星の動きが最近おかしい。その謎を知るため、異端者を輸送馬車ごと連れ去る。そして、研究資料を託される。
巻き込まれた形の同僚オクジーは、途中で川に流されたグラスの遺志を継ぎ、修道士バデーニを訪ねる。
研究資料を基に地動説を完成させたばかりのバデーニとオクジーは、ノヴァクに捕らえられ絞首刑に。
爆殺したのは・・・
捕らえられた異端者たちの開放と活版印刷で本を大量生産して、地動説を広めることを目指して活動する異端者解放戦線。
騎士団にアジトを知られてしまった組織長は仲間を逃がした後、ひとりアジトに残り、ノヴァクの前で火薬倉庫に火を放って爆死した。
ノヴァクは、足元に飛んできた組織長の腕を何となく持ち去る。それは組織長で愛娘のヨレンタの腕とは知らずに。
大乱戦

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逃げのびた異端者解放戦線だったが、裏切り者によって馬を殺され、逃走手段を失い、騎士団に通報される。
駆け付けた騎士団と大乱戦。そんな中、唯一地動説の本を読んだドゥラカを連れて、隊長が馬を奪い逃亡。ドゥラカを活版印刷機のある教会へ向かわせた後、追ってきた騎士団の足止めとなって隊長も、討ち死に。
「どんなに排除しても、なぜ後から湧いてくるのだ?地動説の異端は・・・」
気づき始めても、そこで考えを辞めてしまうノヴァクさん。
地動説が異端とは、一部の地域で囁かれてる妄言で、聖書にもそんな記述はない!
「勘違いで異端者を駆逐してきたのか・・・」
移動民ドゥラカと刺し違えたノヴァクが死に際に見た、幻覚ラファウが慰める「どんな形であれ、みんな15世紀を彩った仲間じゃないか!」
情報化社会万歳!
文章:ヒトツメロバ




































