出典:©二階堂幸・講談社/雨と君と製作委員会
◆恋愛小説家だとは一部の人間しか知らない。謎の女で通っている。
そんな藤が雨の中、ダンボール箱の謎動物と遭遇する。
これは何だ?犬だ、猫だ、タヌキだ。いや、アライグマだ?結局何なんだ?
「犬」と自称し、文字で「拾ってください!」「飼いやすい!」と傘を差し出してまで頼み込む謎動物を「君」と名付けて持ち帰る。
君を飼うことになって、人と接することが多くなる。
家族
実家に電話を掛けることはあっても、声だけ聞くと「間違えました!」とすぐ切っていた。
「犬拾ったんだって?」父や母、弟が直接見たいと、君をめざして押しかけて来る。
君には人を魅了する能力でもあるのか?
旧友

出典:©二階堂幸・講談社/雨と君と製作委員会
君を連れて散歩中に、小学校時代の友人、日浦と北條とバッタリ再会。
ふたりはアニメ制作の仕事をしているという。その場でアニメ映画の脚本を依頼される藤。それまでに漫画原作を君の乱入で、有耶無耶のうちに引き受けてしまい、苦悩したばかり。
今回は断る方向にもっていこうとするも、君が前足にしていたヨットのおもちゃでギャグを思いつき、「OKだヨット!」とウケなかったが、引き受けた。
動物のお医者さん
動物病院にご新規さんの藤が現れる。
「わんちゃんかな?猫ちゃんかな?」と、君を見たお医者さんは、ギョッとなり「これは・・・」。
ジョギング中の公園で、君を連れて散歩中の藤に遭遇した時も「あの、この子・・・」
お医者さんが君に関して、何かを伝えようとする度に、君の能力なのか?いつも横から邪魔が入って、先を言わせない。
ご近所さん
お隣さんの飼い犬のきなこは、いつも君に対して牙を剥いて唸る。
弟・テルの飼っている黒猫にも、何かと威嚇される君。
人は興味津々で寄って来るが、動物には警戒される存在のようだ。
君は一体何なのか?
言葉は話せないが、文字でコミニケーションがとれる。
野良だった割りには、ずんぶん丸丸としておる。どこかの研究所から逃げ出してきた、遺伝子操作された動物なのかも。
食用だったりして。
何人前になるのかな?
文章:ヒトツメロバ





































