出典:©麻生羽呂・高田康太郎・小学館/「ゾン100」製作委員会
あらすじ
アキラは3年分の休暇を取り戻そうと、世界の混乱などお構いなしに昼間からダラダラと酒盛りを開始!
ところがビールはラスイチ。ゾンビを振り切ってコンビニにやってくると、そこでミステリアスなお姉さんに出会う。
3年分の休暇
もう会社に行かなくて良い。
輝の胸中はそれだけで晴れていた。
「おはようございま~す!」
窓を開けて大声で挨拶を済ませた輝は、3年分の掃除を開始する。
ゾンビで溢れかえった街中に窓からゴミを投げ捨てる輝。
洗濯物もしっかりと干し、気分転換を完了する。
「部屋の整理は心の整理…か」
心が生き返った輝は、冷蔵庫にしまっていた“神の水”を手にする。
会社に行かずに朝から飲む“ビール”を神の水と呼ぶ輝は、涙を流しながら“幸せ”を噛みしめるのだった…。
命よりも酒!

出典:©麻生羽呂・高田康太郎・小学館/「ゾン100」製作委員会
部屋から出ずにビールを堪能し続けると決めていた輝だったが、先ほど手にしたビールが最期の1本だった。
「えっ…うそ。えっ?えっ?ない…ないないない!まさか、さっきのラス1!?」
ビールが無い事に曇った表情を見せる輝は、ベランダから外の様子を確認する。
ゾンビと眼が合った輝だったが、ダラダラと過ごす為にはビールは必需品だと考え行動を開始する。
「ここでビールを我慢するくらいなら、ゾンビに食われた方がましだ!」
窓からゾンビを避けながら地上に降り立った輝は、自転車に乗ってコンビニへと向かう。
ビールの歌を口ずさみながらコンビニへ入店した輝は、1人の女性と出会う。
女性に対して連絡先を聞こうとした輝だったが、女性は非常にガードが堅かった。
「リスクヘッジもまともに出来ない人と、アライアンスを組むメリットは見込めない」
そう口にしている女性の前に現れるゾンビたち。
輝は咄嗟に女性を庇おうとするが、逆に女性が輝を後方へと押し倒す。
そのタイミングでコンビニにトラックが激突。輝は女性によって命を助けられる形となるのだった…。
全体的な感想
ビールを神の水と呼んでいる所も面白かったのですが、ビールの為に命を懸けてゾンビが溢れる街中に繰り出す“メンタル力”が一番面白いと思いました。
窓から地上に降り立つのも、常人には難しいと思うのですが…ブラック企業で身体も心も鍛えられすぎでは…!?
そして、誰とも出会わないと思っていたのでしょう。ビールの歌を聴かれてしまった輝。
それでも、この状況だからと連絡先を聞くメンタル力…やはり強い。
お姉さんはイケメンすぎましたね!輝を押し倒した時の表情が最高に良かったです。
全体的に作画にめちゃくちゃ力が入っていて、見ているだけでワクワクしますね!
今後もこの作画を維持して欲しいです…!
文章:クラッシャー佐藤