出典：©︎真木蛍五・講談社／式守さん製作委員会

あらすじ

式守さんと花火大会へ行くことになった和泉くん。

浴衣の準備をしていると、深刻な表情をしたお父さんからある事を打ち明けられる。

そして、花火大会当日。浴衣がとっても似合っている式守さんを前に、和泉君はかっこいい所を見せようと奮闘するも…。

痛くても…

川でBBQを楽しんだ和泉たちだったが、和泉は見事に日焼けに襲われていた。

｢和泉さん、具合はどうですか？｣

｢う～…日焼けが痛いよ～｣

和泉の状態を電話越しで確認した式守は、しばらくはお出かけは無理そうと口にする。

和泉も同じ考えでお出かけは無理だと思っていた…が、テレビニュースで花火大会が開催される事を知る。

｢…ねぇ！行きたい所があるんだけど…｣

こうして、和泉は日焼けの痛みに耐えながらも式守と“花火大会”へ向かう事を約束するのだった…。

花火大会

出典：©︎真木蛍五・講談社／式守さん製作委員会

花火大会当日。

不幸体質対策をしっかりと整えて式守を待つ和泉のもとに、浴衣姿の式守がやってくる。

｢和泉さーん！お待たせしました！｣

お互いに顔を赤らめながらも、お互いの浴衣を褒め合う2人。

そんな2人は屋台で食べ物を楽しんだり、マジックショーを楽しんだり、ヨーヨーすくいを楽しみながら花火の時間までデートを楽しんでいた。

｢あっ！式守さん！射的やろうよ！式守さんが欲しいやつ取るよ！｣

式守に良い所を見せようと頑張る和泉だったが、残念ながら景品は落ちなかった。

そこで式守が射的に挑戦してみることに。

本気の目をして銃を構える式守から放たれた弾丸は、狙い通りの人形を無事に落とす事に成功する。

｢はい、和泉さん｣

式守が欲しがったはずの人形だったが、“和泉のために取った”と口にする式守に、和泉と射的屋の店主は心を射抜かれるのだった…。

全体的な感想

夏場の日焼け対策を怠ると、本当に痛い事になりますよね…。

ですが、痛い中でも式守さんの為に行動しようとした和泉くん。中々に漢気がありますね！

2人とも浴衣姿が可愛かったです。わたあめを食べる式守さんも、射的をする式守さんも最高に良かったのですが、兄に浴衣を結んでもらっている時の“はぁ？”が個人的に一番好きでした！！

お互いがお互いを大事にしている2人を見ていると、恋は楽しいものだと心から感じますね。

文章：クラッシャー佐藤