出典:(C)TAKAHASHI SHOTEN/NHK、NEP、ファンワークス
残念?な進化を遂げた生き物達
私達が住んでいる地球。
我々人間も含め、地球にいる沢山の生き物は遥か昔から様々な進化を遂げてきました。
中には進化の結果、どこか残念さが否めない生き物も…。
このアニメでは、そんな『ざんねんないきもの』をコミカルに紹介しています。
コアラとユーカリの関係性
コアラはユーカリの木にしがみついて、ユーカリの葉っぱを食べている姿が可愛い動物です。
でも彼らが食べるユーカリの葉には猛毒が含まれています。
そんな猛毒の葉を食べられるように進化したコアラですが、葉に含まれる成分を解毒する為に身体中のエネルギーを大量に消費する必要があります。
それ故にコアラは、普段は寝てばかりなのです。
キリンとウマの首が長い理由
キリンとウマと言えば首が長い生き物の代表格です。
彼らの首が長く進化したのは『高い所にある草を食べるため』と言われがちですが、本当の理由は『たまたま』です。
ウマの祖先は元々首も足も短かったのですが、その中でも首と足が比較的長い個体が生き残り、子孫を残し、ウマは今の姿になったのです。
キリンも同様にたまたま首と足が長めの個体が生まれ、そこからはウマと同様です。
もし首も足も短い個体ばかりが生き残っていれば、現在のウマとキリンの姿はかなり違っていたかも知れません。
シマリスのしっぽ
もふもふの太いしっぽが可愛いシマリス。
実は彼らのしっぽは隙間に挟まったり敵に掴まれたり等のピンチに陥ると、トカゲのしっぽのように簡単に切れます。
一見便利な生態のように思えますが、トカゲと違うのは『切れたしっぽは再生しない』という点。
リスのしっぽは木を登る時やジャンプをする時にバランスを取る為に重要な部位なので、しっぽ切りは本当にピンチの時の最終手段です。
本当に残念なのか?
他にも様々な『ざんねんないきもの』が紹介されています。
ですがどれも人間視点で残念に見えるだけで、彼等にとってその『残念さ』は生きる為に必要不可欠なものと言えます。
そもそも四足歩行の動物にとっては、二足歩行をする我々人類も『ざんねんないきもの』に見えているかも知れません。
様々な動物の個性的な生態を楽しく知る事ができる、とても良いアニメだと思いました。
文章:藤川汐見