脚本から一気に書き上げるアニメの魅力
現代のアニメには大きく分けて4種類のアニメがあります。一つは漫画原作のアニメ、二つ目は小説が原作のアニメ、三つ目は脚本から作られたオリジナルアニメ、四つ目は原作がありながら、全く新しいストーリーを紡ぐアニメです。
今回は後半2つのアニメを紹介していきたいと思います。
脚本から作られたオリジナルアニメ
・HELLO WORLD
・きみと、波にのれたら
・天気の子
・君の名は。
・あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない
2019年の奇跡的な共演
全体的に劇場版長編アニメーションが多い印象です。映画に成り劇場でとにかく人を集めるというのが流行で、その流行を初めて作ったのが新海誠監督の『君の名は。』だと思います。
この手の映画に対するリアクションが2019年に集中して成果となり、その年には大きな影響力を保って実力派アニメーション監督による作品群が次々と、時に同時に公開されました。間違い無くアニメ業界にとってターニングポイントとなる年だったでしょう。
原作がありながら、全く新しいストーリーを紡ぐアニメ
・エウレカセブン
・鋼の錬金術師
・小林さんちのメイドラゴン
・ドラえもん
・ちびまる子ちゃん
作者が高齢な場合以外は『小林さんちのメイドラゴン』や『エウレカセブン 』などは、アニメーターの積極性の現れとも取れる大きな飛躍(変化)を見せています。鋼の錬金術師はもともと筆者が漫画の大ファンだっただけにアニメバージョンを見たときに少々残念な気持ちにもなりましたが回を重ねるたびに新境地が全く新しい感動を呼びました。
趣味がコレクターのような、そういった方向性にあるのであれば原作の生写しでは物足りないのかもしれません。オリジナルアニメは明らかにステップアップした作品なのだと思います。
文章:Shinichiro.S