出典:©Koi・芳文社・ご注文は製作委員会ですか?
第一期・第2話「小麦を愛した少女と小豆に愛された少女」
はじめに
新しい学校(公立の高校)への登校中にココアは和服の女の子、宇治松千夜(うじまつ ちや)と出会います。
千夜は、和菓子に奇抜な名前をつける趣味を持っています。
自作の水ようかんにも「千夜月」(せんやづき)と名づけたり、野良うさぎにそれを与えようとしますが、自分の家のうさぎ以外は食いつきが良くないようでして、代わりに女の子(ココア)が食いついて来たというわけです。
二人は公園で何をしているのでしょうか(笑)
道に迷い続けた挙句、登校日1日前に必死に登校しようとするココアは、まだまだそそっかしくて、どこか間が抜けています(笑)
ココアと同じぐらい、そそっかしいのが千夜で、間違えて出身中学校の道順を案内し「ここが明日から通う高校よ」と、間違えたことをココアに吹き込んだり。
みんなで一緒にパン作り!
通う高校が同じな千夜とすぐに打ち解けたココアは、早速、休日にチノ、リゼ、千夜と共にパン作りを始めます。
ココアが「ラビットハウスの看板メニューを作ろうよ」とみんなに提案したからです。
彼女は、焼うどんパンを推すのですが、採用されたかどうかは不明です(笑)
常識人と思われていたチノが、パンの中に塩鮭や納豆や塩昆布を混入しようとするし、おじいちゃんのデスマスクみたいなパンを作って「今からオーブンでおじいちゃんを焼きます」といった恐ろしい発言に、思わずティッピーが戦慄したりします。なぜでしょうか。(その謎は、後に明かされます)
実家がパン屋さんのココアは鼻高々。
一方、常識人と思われたチノは「酵母菌」のことを「攻歩菌」と勘違いして「そんな物騒なものをパンに混入しないでください」とココアにお願いするのですが、ココアは、全然意に介さず。
かろうじて、パンを食べつけているリゼが持参したいちごジャムとマーマレードジャムで何とか不可解なメニューは食い止められました。
パンのお礼に、甘兎庵の不思議メニュー!
試食会の中で、千夜が「じゃあ、パンのお礼に、今度はうちの甘兎庵(あまうさあん)に招待するわ」ということになります。
そこで出たメニューの内容は、例えば「きらめく黄金の三宝珠」とか「しゃちほこスペシャル」だの、一見してなんのことだか理解できないメニューを提示します。
が、ココアだけは、野生の勘を発揮してメニューがすらすら読めちゃう(笑)ほかの一同は唖然茫然とします。
このメニューを読解するための「入門書」もあるらしく、非常に紛らわしい(笑)
まあ、抹茶パフェの各種がテーブルに運ばれて来るわけですが、飼いうさぎの「あんこ」が真っ先に「しゃちほこスペシャル」に食いついて来て、本体まっしぐらだったり、
一応、中身はおじいさんですが、念のため言っておくと、メスのアンゴラウサギの形を取っているティッピーは、あんこに追いかけまわされ「ギャー!」と言う始末、どうやら「あんこ」の一目惚れだったようです。
一見すると、常識人なチノですが、うさぎを頭に載せていればそれで気が済むらしく、間違えて「あんこ」を連れ帰ってしまいます。
一方、うさぎの台に乗せられたティッピーは、与えられた栗ようかんの味に「甘い! なんじゃこれは! 甘過ぎる!!」と不満たらたらで、その後どうなったかは、ここには描かれていません(笑)
まとめ
千夜が、なーんであーんな難解なメニューにしたがるのかは、また第二期のお話に譲るとして、例えば「黄金のしゃちほこスペシャル」とか「きらめく三宝珠」だとか、その細かい話になって来ると……どっかのお店(知っているけど言わない(笑))のメニューに負けちゃうから、というのが理由だそうです。
ではでは、第2話のあらすじと感想でした。
文章:T兄さん