出典:©「平家物語」製作委員会
『平家物語』第三話の感想を述べたいと思います。
あらすじ
維盛・資盛・清経らとともに、びわは厳島神社に赴きます。
入内して六年になる徳子ですが、一向に子を授かる気配がありません。
びわたち一行は、徳子のために厳島神社に祈願の舞をさずけます。
愛人のもとへと通う高倉天皇に対し、徳子は逆らうことなく理解を示します。
藤原氏と延暦寺との争いや後白河法皇のふるまいに頭を悩ませる重盛。
裏では、源氏の力を借りて平家を打とうとする企てが密かになされます。
みどころ
平家を討つ密議が交わされるなど、不穏な動きが目立ちます。
やりたい放題の父清盛にたいして、重盛は冷静沈着、ひとかどの人物としての描写が上手くなされます。
背景美術の美しさやカメラワークの妙は、いつも通りですばらしいです。
登場人物それぞれがわかりやすく表現されており、とても見やすいのが特徴です。
さいごに
いろいろと史実を調べたくなるなど、好奇心を刺激してくれます。
これからがさらに楽しみです。
文章:kuragigo