出典:(C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
『ONEPICE』の作者のコメントや質問コーナーまで余すことなく読む程『ONEPICE』が好きな私だが、実は最近まで本気で好きなキャラクターがいなかった。
いてもシャンクスやサボなど、 王道のキャラクターだったが、この度私を本気で好きにさせたキャラクターが現れた。そのキャラクターの名は…、ティラノサウルスです!
と、こんな風にボケてみても、両サイドに仲の良い裁判官がいないから意味ないのだ。
私が本気で好きになったのは…、ペーたんこと、ページワンだ。
ページワンの能力は?
ページワンはカイドウ率いる百獣海賊団の一員だ。その中にある動物系古代種の能力者の集まり、『飛び六胞』に属している。
いつもいつも古代種オンリーとは限らないが、今回は古代種しかいなかった。
元来私は恐竜が好きである。特にスピノサウルス科の恐竜が大好きだ。ドレークのアロサウルスが出てきた時は胸が高鳴り、スピノサウルスの登場をわくわくしながら待っていた。
そしていざスピノサウルス、ページワンが登場すると、私の眉間に皺が寄った。
ページワンの初登場は獣型と獣人型で人型は見せていない。性格は傲慢そうで、The悪者のように思えたのだ。だが、実はページワンはギャップの塊だった。
ページワンの魅力
飛び六胞の収集で人型を初披露。そこで見せた姿は、サンジと戦っていた筋骨隆々のThe悪者とは程遠い姿だった。
周りがでかいせいか人型のページワンはすごく小さい。それに皆でソファに座っていたが、胡坐や片膝を立てた座り方ではなく、体育座りと胡坐の中間のような座り方をしていた。それだけで可愛く思えてしまう。
ルックスは角が二本生え、帽子を被り、サスペンダーをしている。素顔はマスクと前髪で隠れて、片目しか確認出来ないが、いいのだ。私が好いているのは見た目ではないのだから。
そんなページワンを語るのに欠かせない人物がいる。同じく飛び六胞で姉のうるティだ。このうるティとのやり取りがGOOD!
ペーたんと呼ばれる程好かれているが、性格が滅茶苦茶なので滅茶苦茶にされながら、口の悪く何でも噛みつく姉の言動を止めたりしている。
またおんぶを拒否すると、背後から首を絞められ、そのまま 階段スキーをさせられるシーンがあった。恐らくこのようなことが毎日のように起こっているのだろう。
ベタベタひっつく鬱陶しい姉から解放されたい彼の趣味は釣り。飛び六胞でも最年少(20歳)のいじられキャラなので、一人になりたいらしい。一人釣り糸を垂らす彼の姿を想像してみると、背中から苦労がにじみ出て見える。
なんとか姉の屈折した愛情を受け止め(?)、今日まで生きているペーたん。
滅茶苦茶にされているが、姉弟二人で生きてきたからか、攻撃を喰らってしまったうるティを心配することも。
最初の姿を見た後に、そんな姿を見せられると、ギャップ好きの人間はたちまちペーたんの虜だ。
そんなペーたん、いつの間にかビッグマムにやられてしまい、あっさり退場してしまった。
もっとほのぼのとした可愛いやり取りが見たかった。
文章:hyperhyperparasite