出典：©金城宗幸・ノ村優介・講談社／「ブルーロック」製作委員会

あらすじ

試合開始直後、圧倒的な“個人の力”によってゴールを奪う馬狼。

さらに自分の武器に磨きをかけた成早にも翻弄され、潔と凪は苦戦を強いられる。

馬狼や凪といった天才たちに追いつく為、そしてブルーロックで生き残る為に必死にゴールを目指す成早。同じくもがき続ける潔も、成早の動きから自身の“新たな武器”の片鱗を見つけ出す…。

新たな武器

自分の力だけでゴールを決められる馬狼と凪。

その2人の天才に追いつくために必死にもがき苦しむ成早と潔だったが、どうしてもゴールを決められずにいた。

｢成早も俺と同じ…あと一歩足りないんだ｣

｢ゴール前に抜け出す武器はあるけど、シュートの決定力がない成早と…ゴール前のダイレクトシュートはあるけど、そこに持っていく武器のない俺｣

お互いに真逆の欠点を持つ成早と潔は、この試合の中で答えを見つけなければならなかった。

しかし、試合は凪と馬狼がゴールを決め続けるだけの展開となっていた。

成早に不意を突かれてボールを奪われゴールを決められた潔は、ここで“ある答え”に辿り着く…。

凡才×凡才

出典：©金城宗幸・ノ村優介・講談社／「ブルーロック」製作委員会

潔が辿り着いた答え、それは“死角”を使ったポジショニングだった。

オフ・ザ・ボールと人間の眼の動きを“思考”して“作り替えた”潔がここで進化を遂げる。

成早の武器であるステップワークをトレースした潔は、1対1の状況で馬狼を翻弄する。

｢トレースだけじゃ…終われない！｣

｢行くんだ。その先へ！｣

そして、凪からパスを受けてダイレクトシュートを放ち見事ゴールを決めるのだった。

凡才×凡才により、勝利を手にしたのは潔チームとなるのだった…。

全体的な感想

成早の武器を喰った潔の鮮やかな動きとシュート。お見事でした！

自分の武器を奪われて、試合にも負けた成早君が流石に可哀想でしたね…。

成早のおかげで新たな武器を手に入れ、進化を遂げた潔。

ここで同情せずに馬狼を獲ったのは良かったです！この場において同情は一番の非情になりますからね…。

なんだかんだ、成早は良い子だったなぁと思います。蹴落とした相手の事を忘れずに、潔には駆け上がって欲しいと思いますね！

そして、どうやら國神、千切、玲王でチームを結成するようなので…今後どのような化学反応を起こすのかも楽しみです！

文章：クラッシャー佐藤