出典:©Yoshihiro Togashi 1990年-1994年 ©ぴえろ/集英社
カットされていた物語がOVAに
アニメ「幽☆遊☆白書」は1992年から1995年まで放映されていました。
原作漫画のエピソードがアニメではいくつかカットされていたり、アレンジが加えられている部分もあります。
アニメではカットとなってしまった原作漫画のエピソード「TWO SHOTS」と「のるか そるか」が2018年に発売されたBlu-ray BOXにOVAとして収録されました。
TWO SHOTS
番外編であり、蔵馬と飛影がメインで描かれています。
時系列で言うと彼らが幽助に出会う一年前の物語です。
「八つ手」という妖怪を追う飛影と、飛影に八つ手の仲間だと勘違いされた蔵馬が出会い、一時的に手を組み共闘するといった内容です。
南野秀一(=人間界での蔵馬)に想いを寄せる同級生の喜多嶋麻弥との淡く切ない関係も見所ですね。
のるか そるか
時系列的には魔界トーナメントが終わった後の物語です。
霊界にて、とある教団にコエンマやぼたんを人質に取られ、幽助のもとにSOSが届きます。
桑原、蔵馬、飛影のいつものメンバーも加わり、4人は霊界へと赴きそれぞれの特性を生かして敵陣へと踏み込みます。
最終的に幽助は大きな選択に迫られることに。
プーたちが見守る中、幽助が選んだのは…
感想
久しぶりにアニメで幽☆遊☆白書を見ることが出来る嬉しさと、原作漫画で好きだったエピソードがアニメ化、ということで視聴前から凄く楽しみにしていました。
「TWO SHOTS」はシリアスな雰囲気で物語が進み、バトルシーンもきっちり描かれ、最後は少し哀愁を感じるような終わり方が良いと感じました。
「のるか そるか」は物語の内容としてはかなり重いものの、所々コミカルな描写で描かれ、綺麗なオチからのEDで「面白かった、見てよかった」と思えました。
昔のアニメ版も独特の味があって好きでしたが、今回のOVAは作画も更に綺麗になっており、テンポも良かったのでとても満足出来ました。
今ならBlu-rayの他に動画配信サービスでも視聴が可能となっているので、幽☆遊☆白書が好きな方は是非チェックしてみてください。
文章:大葉勺々