出典:©許斐 剛/集英社・NAS・新テニスの王子様プロジェクト
あらすじ
打ち返されたホープによって吹っ飛び、意識を失ったリョーマ。
ベンチへ運ばれたリョーマに呼びかける仲間達。
メディカルタイムアウトが迫り、リョーマの棄権が宣言されようとした時、「勝手に試合終わらせないでくれる?」そう言い放ち王子様が目覚め、再びコートに立つ。
ホープを封じられたリョーマに勝機はあるのか?決着の時が迫る…。
目覚めしリョーマ
ホープをモロに返されて意識を失ってしまったリョーマ。
思わず対戦相手までもが、リョーマのもとへと駆け寄る。
意識を失ったリョーマの頭には昔の映像が流れる。それはリョーガと2人でいた時の映像だった。
一方、すぐさま病院に搬送するべきという意見が飛び交う日本チームだったが、平等院がそれを抑制する。
「メディカルタイムアウトの時間はあと2分ある」
刻一刻と迫る時間。走る緊張。
2分が経過して、審判が試合終了の合図をしようとしたその時。
「ねぇ…勝手に試合終わらせないでくれる?」
リョーマが目覚めるのだった。
侍vs騎士
目覚めたリョーマはフランス代表と同じようにリターンエースを狙う。
徐々に会得していくリョーマの姿に侍の姿が映る。
そして、フランス代表にも騎士の姿が映るのだった。
お互いに相手を見つめ真剣に戦う2人の姿に誰もが目を奪われていた。
タイブレークまで追いついたリョーマだったが、完全にホープを封じられていた。
しかし、リョーマはホープを放つ。またもやホープを返球され絶体絶命化と思われたその時。
アクロバティックの動きでボールの威力を吸収し、ホープを返球するリョーマ。
その姿を見て、フランス代表はベンチに下がりラケットをもう1つ手にする。
「ラケットを重ねた!?」
「2本のラケットとか…返せたとしても反則じゃねえか!」
2本のラケットのガットを破るホープを打ち返したフランス代表だが、リョーマのドライブBが決まり…勝利したのはリョーマとなるのだった。
全体的な感想
ホープで吹っ飛んで意識を失ったリョーマでしたが、無事に目覚めて良かったです。
幼き日の映像が流れている時、リョーマはリョーガの事をしっかりと兄として慕っていたんだなぁと思ってニヤニヤしました。
意識を取り戻した後のリョーマの動きは、ホープをくらう前よりも良くなっていましたね!
最後はラケットを2枚重ねなど、もうなんでもありのテニプリワールドを見られて楽しかったです。
やっぱりテニヌはこうじゃないとな!!
文章:クラッシャー佐藤