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『鬼滅の刃』第八話「幻惑の血の香り」【感想】

出典:©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

鬼滅隊として任務を果たした炭治郎は、浅草の街で鬼舞辻無惨(きぶつじ むざん)と接触します。

鬼舞辻無惨は最も古い鬼で、人を鬼に変えられる唯一の鬼です。

そして、禰豆子を鬼に変えた存在なのです。

無惨は、人間の家族を持つ多様性を持った鬼で、大正ロマンが再注目されているこの時代だからこその「サブカル系なカリスマな姿」にも注目です。

序盤から無惨との接触

鬼滅隊と警察は対立関係にあります。

無惨の手で、鬼になってしまった一般市民を助けようとして、警察に捕まりそうになった炭治郎は、珠代(たまよ)と愈史郎(ゆしろう)に庇われて、その騒ぎから脱出することに成功します。

無惨にとって、「首飾りの少年=炭治郎」は大いに気にかかる存在であり、十二鬼月(じゅうにきづき)を送り込むに至りました。

珠世のおかげで、禰豆子が人間に戻る可能性を手に入れた炭治郎は、同時に無惨の血の濃い鬼に命を狙われることになるのでした。

鬼と人間は紙一重

まず、鬼のいる世界を認知していない国家や警察は鬼滅隊と対立する関係にあります。

鬼を退治するために、日輪刀を持ち歩き浅草の街を徘徊する炭治郎はさぞ目立った事でしょう。

現実世界でも、誰しもが毎晩見ている『夢』をはじめとして不思議な現象は多々あります。

そんな中で、炭治郎や珠代と愈史郎が人としての優しさを失わずにいることは何よりの救いです。

そして「仮想敵と情」のような構図が作られていることが何よりの教養なのだと思います。

まとめ

物語は、力技で展開していくと思いきや、「運命の糸」によりストーリーが展開していくことに、感動し始めるのがこの第8話です。

やはり、自分が鬼であることを克服しようとしている珠代の姿は『禰豆子の存在感』を原作者自体がケアしているといった意味でグッと心にくるものがあります。

禰豆子と珠代の2人の運命の糸を見る限り、普遍的な原理として、世界の成り立ちは優しさの糸で紡がれているものだと、思える一つの大きな要素になっています。

 

文章:S.Shinichiro

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