出典:© 阿久井真/小学館/NHK・NEP・日本アニメーション
あらすじ
オーケストラ部のある海幕高校に入学した青野と律子。
青野は、ヴァイオリンのコンクールで活躍した佐伯直という少年が音楽推薦で入学したらしいと、中学の武田先生から聞いたことを思い出す。
そして青野は、小学生の頃から何度か同じコンクールに出たチェロの山田と楽器店で再会する…。
佐伯 直
高校に入学して2週間が経った。しかし、青野に友達はまだ1人もいなかった。
いつものように1人で静かな場所で昼食をとる青野は、武田先生との話を思い出していた。
高校への意気込みを武田先生に尋ねられた青野は、適当に濁して答えていた。
「ていうかお前オーケストラ部、入んねえのかよ!」
進路相談の時には入らなくても良いと口にしていた武田先生だったが、本心ではオーケストラ部に入りヴァイオリンをやって欲しいと青野に伝える。
その言葉に戸惑いと迷いを見せる青野。
「そういやさ、海幕にすげ~ヴァイオリニストが入ったらしいぞ」
「佐伯直。2年くらい前からコンクールに出始めたかと思えば、そこから連続1位入賞。片っ端からコンクール制覇していってるらしいぞ」
佐伯直という存在と、オーケストラ部が気になり始めている青野だったが、ヴァイオリンの新調をするために楽器店へと向かうのだった…。
部活見学
秋音たちと共にオケ部の見学に向かう青野。
音楽室前に群がる100人ほどいる入部希望者を見た青野は息を呑む。
「新入生の皆さん、数ある部活の中からオーケストラ部を選んで下さりありがとうございます」
「簡単にオーケストラについて説明します。オーケストラは主に4つの楽器で構成されています」
部長の立石が初心者にも分かりやすいように解説をしていく。
説明を終え、それぞれの希望楽器に合わせて分かれていく。
他に比べて人数が少ない“弦”だったが、コンマスである原田が口を開く。
「まず皆さんが、どれだけ弾けるのか知りたいので…初心者と経験者に分かれて下さい」
なぜか経験者枠に入る秋音の姿に、青野は困惑した表情を見せる。
「あっ、久しぶりだね佐伯くん!」
原田の呼びかけにより、青野は佐伯直を認識するのであった…。
全体的な感想
自分と入れ違いでコンクール制覇している存在。
そんな存在がいたら気になって当然ですよね。それも周りの人が口を揃えて言う位ですからね…。
青野と佐伯、どちらの方がヴァイオリンを弾けるのか…気になる所です。
特にブランク期間のある青野はキツそうなイメージです。果たして、海幕高校オーケストラ部の弦の実力についていけるのでしょうか…。
そして、秋音ですね。秋音は確実に初心者なので、途中で心が折れないかも心配です。
次回では、青野と佐伯が突発的に“セッション”する様子なので、どのような音を奏でるのか非常に楽しみです!
文章:クラッシャー佐藤