出典:© 創通・サンライズ・MBS
おかえり、ミオリネ
前回、第15話は地球での戦いがメインで描かれていましたが、今回は第14話からの続きのような流れでした。
ようやく学園に戻ってきたミオリネはスレッタと再会しますが、二人の心はすれ違っている様子…
第16話「罪過の輪」の内容をざっくりと
プラント・クエタの事件、サリウス・ゼネリが誘拐されたこと、ヴィム・ジェタークが亡くなったことなどが報道され、危うい立場となったベネリットグループ。
そこで彼らは新しい総裁を決めるため、総裁選を開くことに。
ミオリネはやっと学園に戻り、スレッタとプラント・クエタでの出来事について話します。
ミオリネは自分と父親を助けてくれたスレッタにひどいことを言ってしまい、謝りたかったと伝えます。
和解した…かのように思えましたが、ひたすら「お母さんの言うことは正しい」と主張するスレッタにミオリネは問います。
「あんたは母親が言うならガンダムで人を殺すの!?」
一方、グエルも弟・ラウダの元に帰ってきますが、過労から倒れてしまったラウダをペトラに任せて「あとは俺が引き継ぐ」と告げます。
そしてエランはエアリアルに乗り込み、起動しようと試みますが…
感想
今回もかなり濃い内容でした。
ベルメリアに協力を求めるも拒否されるプロスペラでしたが、強化人士のことを引き合いに出してベルメリアを精神的に追い詰める姿は魔女そのものでした。
プロスペラは仮面を被っているので表情は口元しか分かりませんが、だからこそ余計に「今、どんな顔で語り掛けているのか」と考えると怖くなりますね。
そして学園にまでやってきたプロスペラですが、地球寮のメンバーの前では「スレッタのお母さんです♪」といった感じで猫を被っている感じが面白く、そしてやっぱり怖いと思いました。
エアリアルに宿るエリクトから拒絶されて苦しむエラン5号。なんだかんだ面倒事を乗り切ってきた5号の苦しんでいる姿は初ではないでしょうか。
ベルメリアに辛く当たるエラン5号の姿は殺気立っており、今後は彼も本気で生き延びようとして、いろんな人と手を組んだりするのかな…と思いました。
プロスペラの言うことを信じ、大切な花嫁であるミオリネから問い詰められても「お母さんが言うなら仕方ない」と言ってしまうスレッタはやはりまだ精神的に幼く、このままではプロスペラの計画の駒として消費されそうな気がします。
これから何かしらのきっかけを経て成長して母親と対峙するのかな…と思いました。スレッタはまだ反抗期も迎えてなさそうですもんね…
今回は全体的に重苦しい内容でしたが、帰ってきたグエルを見て少しほっとしました。
あと、ニカを手当てするサビーナが自分の身の上を語っているところも「この人は悪い人では無さそう」と思いました。
物語はこれからも混沌に満ちていきそうですが、次回「大切なもの」はどんな内容になるのでしょうか。楽しみです!
文章:大葉勺々