出典:©九井諒子・KADOKAWA刊/「ダンジョン飯」製作委員会
4週間遅れほどのレビューになっても、気にしない優しさを求めます(挨拶)。
と、いうわけで、フジカワです。
最近、公私共にやるべき事が多すぎて、「うへえ」と言いたくなる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回の記事は、「遅くなったが、ダンジョン飯の2話だ!」とかいった話です。
あらすじ
ダンジョンの探索を続ける、ライオス達一行。
他のパーティーが、塩漬けの豚肉を焼いて食べているのを見たマルシルは、しきりに羨ましがるのだが……?
ダンジョン内栄養学のお時間
さて。本作の肝は、大変分かりやすい「食べること」です。
なので、ストーリーが大胆に進む! ということは、あまりない。多分。
今話は、マルシルの夢から始まります。
誕生日祝いに、彼女の好きな物だけ作った、と言う、マルシルの母親。
ところが、差し出されたのは、いかにもグロい、ダンジョン産の食材。
このあたり、マルシルの偏見が、まだ根強いことを表していますね。
センシが調理すると、見栄え的にも、そこまでひどくなりませんから。
とにかく、他のパーティーが食っている豚肉を見て、羨ましがるマルシル。
「身体が脂を欲しているのだ!」と、ド正論と、栄養バランスの重要性についてぶちかますセンシ。
実際、人の身体って、今現在必要としている栄養素を、自然と欲しがるものですしね。
「卵があればよいのだが」と、センシの曰く。
色々あって、バジリスクを食うことに!
ライオス有能!?
卵を先に見つけ、バジリスクとエンカウントする一行。
聞いた話では、バジリスクに追い回されるマルシルの図は、アニメオリジナルだとのこと。
さておき、「背を向けた、まずい逃げ方」をするマルシルに、助っ人に入るライオス。
ライオスの変顔威嚇!!
うん! チルチャックが言うまでもなく、まず間違いなく、他人のフリをしたくなる!
次に見せるは、ライオスとセンシの華麗なる連係プレー。
おい、ずいぶん息がピッタリだな!? とは、つっこんではいけない(?)
なんだかんだで、ライオスも、腕利きの戦士なんですよね。
なんしか、バジリスクを仕留めたライオス達。
……それはいいのですが、バジリスクに襲われて、息も絶え絶えの他の冒険者のそばで、ゆっくり丁寧にローストしている暇があるのか? と、小一時間。
まあ、予想通りですが、バジリスクの扱いは、モロに鶏肉でした。
そりゃなー、ダンジョン内で、焼きたてのチキン(仮)が食えりゃあなー。
マンドレイクは!?
そして、次のお品はオムレツ。
卵は、バジリスクのものを使用。
さすが、ヘビと鶏の特性を持っているせいか?
バジリスクの卵は、蛇の卵が巨大化したような見た目。
なお、中身は「鶏よりも、黄色が濃い」そうな。
そして、恐らく視聴者が、今話のベストシーンに挙げるであろう、マルシルの「残念エルフ」ぶり、炸裂。
マルシルは彼女なりに、パーティーの役に立ちたいという思いが強いのは美しいのですが。
マンドレイクの悲鳴を聞いてしまい、なんか、「FXで全財産を溶かしたような顔」で、真面目な本心を吐露するので、しんみりしていいのか、笑うべきなのか?
どうでもいいのですが、くだんのマンドレイク。作中での扱いは、ゴボウライクな根菜類でしたね。
「(マンドレイクは)叫ばせることで、あくが抜ける」
……はい、来ました、気持ちのいいハッタリ!
ヘイユー、ここをつっこむべきじゃないんだぜ?
かき揚げ!
次に、「かき揚げ」という電波(?)を受信したセンシが、油の調達法を巡って、チルチャックとちょっと対立します。
……ヘイボーイ、一ついいかい?
「かき揚げ」って、日本独自の食文化じゃないのかい!?
まあ、第一話の「水炊き」も、大概和風でしたが。
さておき、罠をあえて作動させることで、熱したオリーブ油と、たき火以上の高火力を得た一行は、かき揚げを作り始めます。
しかし、あえて罠を作動させるなど、罠解除の専門家であるチルチャックからすれば、面白くねえですよね。
彼は彼なりに、パーティーの命を預かる身でありながら。
「小細工は好かん」と言う、センシが引っかき回すんですから。
しかし、そんな険悪な空気を取り持つのも、やはり料理。
結果的には、センシとチルチャックも和解するのですが、気持ちは分かります。
私事で恐縮ですが、僕も、腹が減っていると。
意味もなく、気分がSA☆TSU☆BA☆TSU☆ としますし。
大いなる余談
今作の、料理のデザイン。
X(旧Twitter)で、飯テロイラストを専門(?)に投稿していらっしゃる、「もみじ真魚」氏なんですよね。
そりゃあ、美味そうに見えるはずですよ。
さて、次にライオス達が食うのは!?
(次回予告を見れば済む件)
皆様、食事はしっかり摂りましょうね。
んじゃまた。
文章:フジカワ