アニメアイズ

ディズニー屈指のアニマル系アニメーション映画『ズートピア』を簡単にご紹介致します。

ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオが製作した、動物が擬人化した町で起きる大騒動を描いた作品が『ズートピア』です。

全編 3D コンピューターグラフィックスで製作されている今作は、迫力満点の映像美で話題になりました。2017年のアニー賞とアカデミー賞(いずれもアニメ作品賞)を受賞しています。同じくディズニー映画の「ベイマックス」に出てくるカフェがあったり、「アナと雪の女王」へのオマージュを思わせる設定が随所にあったりと、ディズニーファンには見所の多い作品になっています。

舞台は肉食動物と草食動物が共存 するズートピアという町での出来事です。差別と偏見がつきものの多文化交流について鮮烈に 描かれています。1937 年公開の『 白雪姫』から数えて第 55 作目となる作品で、公開日は 2016 年 2 月 7 日になっています。

後に民放での放送もあり、ファミリー層にも人気を博した代表作に なりました。ディズニー作品としてよく目にする、サスペンス要素が盛り込まれているオリジナル性の高い作品です。

『ズートピア』あらすじ・ストーリー紹介

主人公はうさぎのジュディという警察官になるのが夢の女の子です。多種多様な個性あふれる 動物たちが共存する『ズートピア』のなかで、うさぎの警察官はまだいません。しかしその俊敏さと察しの良さが評価され見事、警察学校を卒業し、ズートピア初のうさぎの警察官になりました。背は小さいけど足が速く機転の効くうさぎのジュディは自分に向いた仕事がしたいと 日々思い悩みながらも配属された第一分署で交通違反の取り締まりを続けます。警察学校を首席で卒業したジュディは十数件も起きている誘拐事件を調べたいと署長に直談判しますが、「そんなに優秀なら一日 100 件の取り締まりもできるだろう」とジュディを跳ね除けてしまいます。

見返してやろうとジュディは 1日に 200 件の交通違反の切符を切ります。そんな折、ジュディの前にキツネのニックが現れます。うさぎにとってキツネは天敵ですがニックの後を追うと詐欺師だということが判明します。ジュディのもとに初めての依頼が舞い込みます。「オッタ ートン誘拐事件」というもので 48 時間以内に失踪したオッタートンを見つけ出さなければならないことになりました。ジュディはニックに協力を求めます。オッタートンはニックのお得意様だったのです。とがりねずみのマフィアや野生化した凶暴な動物に立ち向かいながら、ジュディはニックと共に事件の核心に迫っていく。

『動物たちが美しい世界を描く』

日本の動物系アニメと比べて曖昧さがなく、人間的な生活水準で暮らす動物たちを描いているところがディズニーらしさなのだと思います。弱肉強食の現実に対して、『ズートピア』の物語の主人公はうさぎの警察官です。うさぎの天敵の詐欺師のキツネであるニックを相棒としている点も『動物たちの共生』というテーマにぴったりきます。ズートピアの市長がライオンで、名前もレオドア・ライオンハートというたくましい名前なのですが、この百獣の王がストーリーのキーマンになってきます。

また、ストーリーを語る上で名脇役としてよく話題に上る のがナマケモノです。ジュディとニックが不審者の車のナンバーを教えて欲しいと役所に駆け込むとそこで待っていたのはフラッシュ(閃光)という名の、役所で最も仕事の速いナマケモノなのですが、その怠けっぷりが話題になりました。反面、フラッシュは物語の最後に 180km のスピード違反をしてしまうなど随所で観客を沸き立たせます。

『ズートピア』感想まとめ

『ズートピア』は、ディズニー・アニメーション・スタジオとしては、全世界興行収入第 2 位を記録し、日本でも最終興行成績 76 億円と大ヒットを記録した作品です。これはディズニー発信の 3D グラフィック作品として極めて完成度が高かったことが要因としてあるようです。繊細なアニメーションの描写により『ズートピア』という仮想空間が鮮明に描かれていることに感嘆 します。全く違和感なく快活にキャラクターたちが躍動しているのはすごいことだと思います。

文章:Shinichiro.S

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