出典:©伊科田海/集英社・道産子ギャルはなまらめんこい製作委員会
◆北海道でチャレンジ!
「まずは散策がてら、隣町まで歩こう」
雪の中、タクシーを途中で降りた内地・東京からの転校生・四季 翼(しき つばさ)に、
「隣町まで3時間歩くよ。死ぬよ」
そう教えてくれたのは、バス停の茶髪ギャル校生だった。
「5分待てばバス来るから。一緒に乗ってく?」
「やったー、ラッキー、教えてくれてありがとう」と言いながら、バスに乗り込んだギャル校生を手を振って見送った。
こうして、すでに頭を寒さでやられてしまった、翼の北海道での新生活が始まる。
翼の隣になる女子は狙われる?呪われる?
教室の席が隣
バス停のギャル校生・冬木 美波(ふゆき みなみ)とは、同じクラスどころか隣席となった。
学年176人中148位という成績も納得の、どこをどう見てもギャル!
あらためてその格好を見ると・・・胸元は谷間が見え、ミニスカに生足。防寒具はマフラーぐらい。
そんな恰好であの雪の中、「息すると肺が痛い」という寒さの中、バス停に立っていたのだ。厚着ができない呪いなのか?すっごい根性なのだ。
スキーバスで席が隣

出典:©伊科田海/集英社・道産子ギャルはなまらめんこい製作委員会
秋野 沙友理(あきの さゆり)は汗っかきである。
スキー授業の休憩時間、誰もいないバスに戻り、汗を拭いていたところ、忘れ物を取りに来た翼に汗びっしょりの下着姿でいるところを見られてしまう。
このままでは弱みに付け込まれて・・・
翼が変な気を起こさないよう、なんとか話題をゲームにすり替えることで、事なきを得ている。
家が隣
夏川 怜奈(なつかわ れな)は1学年先輩で、常に成績トップの才女である。
ある日「ギャル(美波)との付き合いを続けるのなら、北海道からも追い出す」と、翼が祖母から突き付けられた。
だが、次の定期テストで10番以内の成績なら口出ししない、という約束を取り付けたことで・・・
「何で私が?!」
家が隣というだけで、怜奈が翼の勉強を見る羽目に。
ずっと維持し続けてきた学年トップから陥落するのでは?
10番以内の結果に胸を撫でおろす翼をよそに、図書室で居眠り。多少取りこぼしはあったものの怜奈もトップをキープ。見えないとこで頑張っていた模様。
実は、親に刃向かって、東京を追放され、北海道へと都落ちしてきた翼。
もう帰るとこがないのだ。
このまま北海道に居続けるしかないのか?屯田兵になるのか?
炭鉱でも掘って「親方、空からギャルが・・・」とやるのか?
♪ぼ~く~も、内地っち♪
文章:ヒトツメロバ