出典:©ぬじま・小学館/「怪異と乙女と神隠し」製作委員会
◆妹だけでも元の世界に帰したいぃぃ???
28歳独身の緒川 菫子(おがわ すみれこ)は小説家を目指しながら、書店でアルバイトをしている。
同じバイト仲間に、突然、鳥の鳴きマネしたり、口笛吹いたりと、奇行をみせる男性店員がいる。いつも隣で薄気味悪い笑みを浮かべている、その奇妙な店員・化野 蓮(あだしの れん)には秘密があった。実は彼は、怪異「神隠し」である。
ある日・・・いつの間にか店の本が増えている!
呪物「逆万引きの本」を手にしたことで、若返りの呪いにかかった董子は、化野と共に身近で起きる怪奇事件に当たる。
化野は書店での様子と同じで、悪事体質だった。
誘拐

出典:©ぬじま・小学館/「怪異と乙女と神隠し」製作委員会
一緒に暮らす化野 乙(あだしの おと)とは、仲睦まじい兄妹を装っているが、妹ではない。「神隠し」で異界から連れてきた、赤の他人だ。
怪異「神隠し」という性分で攫ってきたものの、生活が苦しい。時折、体よく乙を他人に預けるほど。
元の世界に送り返すため、終着駅・闇泥(あんどろ)駅行きの切符を得るため、化野蓮はアルバイトと怪異退治に勤しむ。
強奪
怪異を倒すと、ドロップアイテム(呪物)を落とす。それを「きさらぎ駅」の切符窓口に「これで、どこまで行けますか?」と持ち込むと「これだと到底終点までは行けませんね。せいぜい3駅ぐらいですね」と、足元見られる。
そして、次なる怪異の出現を待つのだ。
不正乗車
切羽詰まった様子で「私の命と引き換えに」と交渉し、終着駅行きの切符を手にした。
化野乙を電車に乗せ「後から行くから」と見送る。電車が見えなくなると化野蓮の体は、煙となって消滅した・・・
実はこれ、「神隠し」の技。
要するに、適当なこと言って切符を得て、乙を見送った後、対価払わずにトンズラしたのだ。
無賃乗車である。
ついに街の怪異の親玉である化け猫が、怒鳴り込んできた。
勝手に怪異を始末する化野に「おまえを消したろか!」というほどの怒りよう。
ひょっとすると、現世から叩きだされる形で、異界に戻る腹か?
そういえば、書店でも常にレジに座ってるだけで、体動かす作業は董子さんまかせの悪態ぶりは、クビになろうとしている?働きたくないでござる?
あ、怪異だから、人に迷惑かけてナンボの存在だから、これでいいのか?
文章:ヒトツメロバ





































