アニメアイズ

ロボットアニメの新境地『天元突破グレンラガン』(2007)カミナとシモンもかっこいい!!

出典:©中島かずき・今石洋之・プロジェクト「グレンラガン」

この作品は2007年の春からテレビ東京系列で放送されていた作品です。天元突破というタイトルですが天元には碁盤の目の中央という意味もあり、作品のテーマが「中央突破」などと解釈するのが適当でしょう。

この作品の魅力として主題歌(空色デイズ)を中川翔子さんが歌っていることは価値のあることだと思います。一見、子供向けの作品に見えますが、この作品は描画する際の「線」が多いのが特徴でその繊細さは大人が見てもアート作品として十分なクォリティーを確保しているといえるでしょう。

新しいメカニックデザイン

主人公はとある田舎の村の少年です。いつも地下で暮らしているシモンと村人ですが、ある日突然、村の天井が崩れ落ちます。そしてそこには今作のヒロイン・ヨーコと、ガンタンクになりきれなかったような明らかにメカニックデザインを疑うべき奇妙なロボットが落ちてきます。

この作品にはラガンと呼ばれる1頭身タイプの顔だけロボットやダイグレンと呼ばれる股間だけ大きな突起(巨剣)を生やしているロボットなどがあります。

ポニーテールヒロイン

ロボットアニメ好きのみをターゲットにした独特のユーモアセンスが特徴のこの作品は、このような、メカニック・デザインの裏切りを踏まえて見るにつけては、面白いアニメだと思います。そして、ロボットの不器用さに対するヨーコの器用さに魅せられる作品にもなっています。

ヨーコはアニメ好きなら知らない人はいない程にアニメーション界では有名なヒロインです。ロングの赤髪にセクシーな衣装で豪快なアクションシーンを決める。これ以上ない程にカッコいいヒロインです。某サイトのポニーテール・ヒロインランキングでも1位になっています。

まとめ

この作品実は登場キャラクターの名前が既にふざけているのです。主人公のシモンは「下」ヒロインのヨーコは「横」シモンの兄貴分カミナは「上」など、もうこれは原作者の訴えとして、この作品がアクションやファンタジーではなく、あからさまに「ギャグアニメ」だと宣言しているも同様なのです。

ギャグアニメながら鳥山明氏の『Dr.スランプ』のような宇宙を一つの世界観にまとめた作品ではなくて、無限に広がる宇宙へと飛び込むようなタイプの作品です。アニメの新境地を開いたこの作品はヨーコの活躍目当てで見始めても十分に満足できる物語になっています。

 

文章:Shinichiro.S

関連記事

  1. 神様からのプレゼントは嫌がらせ!?『くまクマ熊ベアー』
  2. 本音駄々洩れでも『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』…
  3. 『グレイプニル』第9話「激突のマーク」【感想】
  4. 引きこもりを解き放て!『海月姫』政治家の息子VS 地上げ屋
  5. 本物?ただの成りきり男でしょ『パリピ孔明』
  6. もう一つの「ダンまち」ストーリーアニメ「ソード・オラトリア ダン…
  7. 愛と平和をテーマに!『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』…
  8. 寄り添って生きていくもの~【寄生獣セイの格率】

新着記事をチェック!

ネコ型居候は家電破壊魔『宇宙人ムームー』

出典:©宮下裕樹・少年画報社/京急大学人類再生研究会◆戦争で母なる星が砕け散った!復活を期す…

新人助手が無双する『まったく最近の探偵ときたら』

出典:©2024 五十嵐正邦/KADOKAWA/まったく最近の製作委員会ときたら◆探偵になり…

「地動説は異端」は箱庭の出来事?『チ。 ―地球の運動について―』

出典:©魚豊/小学館/チ。 ー地球の運動についてー製作委員会◆一人の少女が教会に逃げ込んでき…

新着アニメニュース

新着アニメニュース

PAGE TOP