出典:©「アキバ冥途戦争」製作委員会
メイドカフェ「とんとことん」で、念願のメイドとして働くことになった和平なごみ(わひら なごみ)。
実はそのメイドカフェは、秋葉原を舞台に抗争を繰り広げるケダモノランドグループの下部組織だった。
今さら組織を抜けることができないなごみは、メイドとして働く裏で、構成員として血で血を洗う世界へと引き込まれていく。
メイドたちの行動には全て裏がある?
挨拶回りの裏
店長から「チュキチュキつきちゃん」にお手紙を届ける用事を頼まれたなごみと万年嵐子(まんねん らんこ)。
同じ系列店へ新人の顔見せ、挨拶回りと思いきや、このお店はウサギをモチーフにしていながらライバル店だった。
さらにその手紙の中身は、相手をゴキブリ呼ばわりして挑発する内容。
「チュキチュキつきちゃん」と「とんとことん」の店長は裏でつながっている。
両店が結託して、わざと両グループの抗争を勃発させ、潰し合いする中で、自分たちはちゃっかり生き残り、疲弊しきったグループ内で成り上がる・・・そういう作戦なのだ。
店長は、新入りが討ち死にしようが構わないと考えていたと思われる。
が、予想外に蘭子さんが強すぎて「チュキチュキつきちゃん」を余裕で壊滅してしまう。
裏世界を生き延びるためにやっておくべきスポーツとは?
それは野球!
投手はビーンボールを投じる場合、相手打者を一球で仕留めなければならない。
仕損じると、キレた相手がバット振り回して報復してくる!
敵を一撃で仕留める重要さを、このような場で学ぶのだ。
ご主人様(客)にご迷惑をかけない
「おひねりちゃん」とは、上納金のこと。
これを納められなければ臓器売買、博打、地下闘技場の参加を強要されるメイドたち。
お店の傍らで内職する姿などを見せることで、苦しい台所事情を察してもらい「おひねりちゃん」に貢献していただいている。
そんな大切な金づる、ご主人様のそばで命の奪い合いをする場合は、匕首など刃物を使用する。
拳銃や爆薬は、流れ弾や爆破などでご主人様を巻き込むから使用禁止!
この地獄のような世界で、最も肝が据わっているのは誰なのか?
それは、そんなメイドカフェを平気で利用しているご主人様ことお客様でしょう。
メイドたちにとってそんなお客様こそ貴重な存在。
まさに地獄に仏、お客様は神様ってやつです。
文章:ヒトツメロバ