出典:©TAa・KADOKAWA・TYPE-MOON / 「衛宮さんちの今日のごはん」製作委員会
このアニメはAbemaTVなどで2018年1月から2019年1月まで(全13話)配信されました。
原作はKADOKAWAのWebコミック、ヤングエースUPで配信されたTYPE-MOONの同名作品をTAaが作画したものです。
アニメーション制作は「Fate/Zero」などを手掛けたufotableが担当しています。
聖杯戦争そっちのけで料理を作る日常。
このアニメの主人公は料理が得意な穂群原学園にかよう高校2年生の衛宮士郎(えみやしろう)です。
士郎には両親がいなくて、保護者であった衛宮切嗣(えみやきりつぐ)が亡くなる前後から自分で料理することが日課になっていました。
衛宮邸にご飯を食べるために、士郎の保護者兼彼の姉だと自任する藤村大河(ふじむらたいが)が毎食のたびに訪れ、それから衛宮邸の客人となって久しいサーバントのセイバー、高校の後輩の間桐桜(まとうさくら)、桜のサーバントのライダーが時々訪れ食卓を囲んでいました。
他にも時々イリヤスフィールや遠坂凛(とうさかりん)が衛宮邸を訪れます。
第1話目では年越しそばを士郎が作り大河とセイバー、イリヤスフィールの4人で食べます。
第2話目では士郎は魚屋でバイトしているサーバントのランサーに出会い、彼は桜とライダーから士郎の作るご飯は美味しいと聞きつけて士郎の家に訪れ、士郎が作った鮭のホイール焼をランサーに食べてもらうのでした。
皆で食べる美味しい料理。
このアニメはFate stay/nightのスピンオフ作品です。
Fate関連の作品はいろいろな作家たちがスピンオフを描いていますが、その中でも物語に料理を盛り込んだ作品となっています。
原作では料理をする時の記述が事細かに描かれている事からこのアニメが出来上がったのだと思います。
このアニメの中ではFate stay/nightに登場していたサーバントたちが第5次聖杯戦争を行わずに、この世に現界しながらもそれぞれ日常生活を謳歌します。
そのためFate stay/nightでの悪役をになう神父の言峰綺礼(ことみねきれい)、第8のサーバントの英雄王ギルガメッシュ、間桐家の当主の間桐臓硯(まとうぞうけん)は登場しません。
この3人が登場しないだけでこんなにもこのアニメがまったりとしてしまうのは何故なのでしょうか。
自分的には原作で超激辛麻婆豆腐を食していた言峰の登場も期待していたのですが結局このアニメでは登場しませんでした。
まあ原作であれだけ好き放題やったのですから当然だと言えるのでしょうか。
文章:針尾