出典:©︎真木蛍五・講談社/式守さん製作委員会
あらすじ
文化祭当日、図書委員の仕事をしながら楽しく話す和泉と狼谷。
そこに突然、猫崎がやってきて狼谷を連れていく。
待っていたのは式守だった。式守からお願いを受け、事情を知った狼谷は快諾する。
その後、文化祭中の教室に戻った狼谷は、その雅な佇まいからクラスメイトやお客さんから注目の的になるのだった…。
受け身の女
図書委員の仕事をしながら和泉と話を重ねる狼谷。
映画の話をしながら二人っきりの時間が流れていく。
「でもダメだね。待ってばかりの女の子なんて今どき流行らないね」
おとぎ話のお話をしながら、自分と重ねてしまう狼谷。
そんな時、ふいにドアが開かれて猫崎がやってくる。
「狼谷―、いる?」
そして猫崎は、そのまま狼谷を連れてその場から去って行くのだった…。
本領発揮
和泉との時間を終えて、教室へと戻った狼谷は周りの人達から注目を浴びる。
「狼谷さんが来てくれれば、売り上げ絶対伸びるぞ!」
「なにあの子、凄い綺麗!身長高っ!モデルみたい」
狼谷の容姿を褒める声が響く中、狼谷が思い浮かべるのは和泉の顔だった。
“ノイズ”に耐え切れなくなった狼谷は今にも消えそうな表情で皆に向かって口を開いた。
「ごめん…少し抜ける」
そして、狼谷が向かった屋上で式守と出くわして…。
全体的な感想
狼谷さんの切ない恋心がひしひしと伝わってきました。
好きな人の幸せの為に、自分の心を殺す。
本当につらい事だと思います。
ですが、和泉君と一緒にいる時の狼谷さんは女の子でしたね!
どんな形であれ、好きな人と一緒に過ごせる時間は特別だなと感じました。
想いを伝えても決して迷惑になる事は無いと思うのですが、やっぱり考えちゃいますよね。
狼谷さんが少しでも式守さんに救われて良かったです。本当に素晴らしい女性ですね式守さん。
こんな素敵な女性達にモテる和泉君は幸せものだなぁ…!
文章:クラッシャー佐藤